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■漫画感想

読んだ漫画の適当な感想を置いています。2010年12月以前初巻発行タイトル対象。

内容説明

2010年12月以前に初巻が発行されたタイトル対象。
2011年1月以降初巻発行タイトルは漫画感想2をご覧ください。
トラックバックやコメントは現在受け付けておりません。コメント等はブログのほうでお願いします。
2007年7月にスクリプトを移行したためサイト更新記録と月別一覧の更新月が違う場合があります。
詳細は漫画感想概要をご覧ください。一部ブログ再録あり。

インデックス

作品名|あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら・わ行
著者名|あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら・わ行
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最近の更新エントリー(30件)

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きのう何食べた? / よしながふみ

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料理を通して綴られる弁護士と理髪師の男夫婦の家庭と周囲の日常。
主人公は40代のイケメン弁護士。定時に帰宅し安値の食材を求め家につき料理をする。できたころに連れ合いである理髪師の男性が帰ってきて食卓を囲む、そんな日常。
登場する料理は、基本的に焼く・煮るがメインの簡単レシピ。栄養のバランスは考えられているもののどちらかというと地味という印象が強いかな。青年誌連載だし男性が作る料理なんですが、女性が描くからか、こだわった男の料理というよりあくまで主婦が作る「毎日食べる」料理。
兼業主婦・新米主婦・食べ盛りのいない家庭向け。料理がさほど趣味ではない・得意ではない・時間がかけられない人、主人公たちのようにそろそろ高カロリーでおいしいものばかりを食べてもいられない年代以降を対象としているかんじ。あくまで私見ですが。
料理風景の描写は、ほぼ一人で行われ心の中でレシピをつぶやきながら調理していくという構成。大仰な演出がなく淡々と描かれているので飲み込みやすいです。
料理レシピがメインの話ではありますが、一般社会で生じる日常的な風景とか問題とかが描かれています。弁護士側の両親の話とか各々の仕事場での話とか、普通に暮らしているとあるよなあという事柄が一話完結形式でさらっと描かれています。
ゲイ夫婦の話ですがBL的表現は一切ありません。こどものいない夫婦の話として見れそうな内容。両親の話とか家計の話とか老後計画の話とかねー。

よしながふみ
モーニングKC1~ / 講談社
ジャンル:青年・料理 / 好み度:★★★★★おすすめ


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角刈りすずめ / KICHIJO(一條マサヒデ×菊池昭夫)

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角刈り頭のさすらいの麻雀打ち・通称角刈りすずめが様々な雀荘を巡る物語。・・と麻雀劇画に見せかけたシュールギャグ。
主人公は角刈り・強面・和服とみるからに業界の人のような姿。さすらいの麻雀打ちで雀荘を巡り、麻雀しかない自分が骨を埋めるにふさわしい雀荘を探しているという設定。・・なのは良いのですが、主人公が迷って入る雀荘は奇天烈なところばかりというパターン。
形式を固定化して、主人公が奇妙な雀荘に翻弄される様を一発芸的ギャグ展開で〆るという構成。絵柄は劇画調、登場人物たちはいたって本気、だけど読み手にはギャグそのもの、というノリ。帯にあるとおり、確かに麻雀を全く知らなくても楽しめる内容です。
巨大かつ重量のある牌で打つ雀荘、車を使って牌を動かす雀荘、超全自動な雀荘、孔雀のいる雀荘・・・。とまあよくネタが思いつくなあと。あくまで劇画調のシリアスな絵柄を崩さずコメディを表現しているところがかなりツボでした。劇画の割りに線が整理されていて読みやすいし。幕間の、角刈りすずめの生態ネタもまた面白い。

KICHIJO(一條マサヒデ×菊池昭夫)
完全版 / 近代麻雀コミックス全1巻 / 竹書房
ジャンル:青年・麻雀・ギャグ / 好み度:★★★★★


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矢継ぎ早のリリー / D.キッサン

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「矢継ぎ早のリリー」「鞠めづるヒトビト」「或ル婦人」「シスター・シスター」を収録した著者の短編集。
「矢継ぎ早のリリー」
吸血鬼の男性ヴィクトルと彼と契約を交わしたとされる少女アネット、アネットの母親の遺言の執行人たちの物語。少女アネットと契約を交わした吸血鬼の男性の物語と、リリーたち遺言執行人の仕事の行使という2つの軸をさりげなく融和させた内容。
施設を抜け出した不遇な少女アネット、末期の水ととってほしい相手を探していたヴィクトル。2人の心情描写と彼らの状況を客観的に語る執行人たち。静かにゆっくりと真綿でくるむように心を鷲づかみにされそして染み渡るドラマの描写がツボでした。
「鞠めづるヒトビト」
平安時代の蹴鞠に没頭する人々の話・・・なんですがノリはほとんどサッカーものと言っていいかと(笑)雅な賞賛の言葉と華麗な蹴鞠の描写だけどノリはコメディ。この絶妙なノリを作り出すセンスがすごい。
「或ル婦人」
おそらくは明治か大正あたりのレトロな時代の日本が舞台。この時代の純文学を彷彿とさせる雰囲気。とあるいわくのある未亡人に金を借りに来た青年。劇的なものはないし現実でもありふれたことであろう詮方ない悲しい事柄。「印象に残る」という言葉が実にしっくりくる話でした。当人は望んでいないし特殊な力があるでなし、でもなぜか周囲がこうなる人っているんです。
「シスター・シスター」
ファンタジーシリアスドラマ。有事の際は私を捨てざるを得ない立場の公人の悲哀と姉妹の絆がテーマ?的外れかも;けっこう凝った宗教というか巫女というかファンタジー設定ですが端的に説明されてするっと話に入れる構成が見事。
収録されている短編が全てジャンルも傾向も違いかつクオリティが高いお勧めの短編集。語彙のない人間なので読んでみてくださいとしか言えませぬ。
それにしても普通ジャンルは違えどカラーというか傾向って大体似るものなのですがこの著者はそれが見受けられない。本当にセンスや構成能力など才能の引き出しが多い人なんだなあとしみじみ感じます。

D.キッサン
ゼロサムコミックス全1巻 / 一迅社
ジャンル:少女・ファンタジー他 / 好み度:★★★★★


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あさりよしとお短編集 毒入り<錠剤篇> / あさりよしとお

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「重箱の隅」「橋の下の住人」「Let's go!うなぎちゃん」「宮本武蔵」「Mahjong&Dragons」を収録した作品集。
「重箱の隅」
コミックスの大半を占めるシリーズ。93~95年ごろのアニメやゲーム・映像の業界の内情を暴露し苦言を呈したエッセイ漫画。2Pで一ネタなのですが内容がものすごく濃い。カールビンソンでもOVAを貶した台詞がありましたがこの実情を知れば確かにそう思うわなあと。正直ここまでとはと唖然とする。
テーマの性質上、ネームがむちゃくちゃ多いですが理路整然としており頭にスッと入るところはさすが。小気味の良いブラックぶりも特徴。
「橋の下の住人」
橋の下に住むおじさん。彼は秘密組織に改造された正義のヒーローだと信じる少年、ホラにしか聞こえず彼に詰め寄る少年の姉。おじさんの言うことは、真実なのかカタリなのか冗談なのか。それは少年が命の危機に瀕したときに・・・。真偽をあいまいにしたオチと人間描写が興味深かったです。
全然関係ないですが、往年の円谷ウルトラマンシリーズで、シビアで社会に確実に存在する差別の描写が出た話があって、やるせない気持ちになったのを思い出しました。
「Let's go!うなぎちゃん」
某美少女戦士のブラックパロディ。サンドウォームに似た容姿、言動総てがブラックなうなぎちゃんと彼女に翻弄されつつツッコミ役のへのへのもへじ顔のあみちゃんのお話。まっくろくろすけ~♪
「宮本武蔵」
歴史ではなく麻雀コメディ。宮本武蔵の生涯と五輪書は麻雀にも使えるのか!ちょっと目から鱗(笑)
「Mahjong&Dragons」
こちらも麻雀コメディ。中世RPG舞台のファンタジー装備を身につけた面々が麻雀でクエストをこなす。色欲が絡むととたんに弱くなるオチが絶妙。

あさりよしとお
リュウコミックス全1巻 / 徳間書店
ジャンル:青年・ブラックユーモア他 / 好み度:★★★★★


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ジゼル・アラン / 笠井スイ

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20世紀初頭のヨーロッパ。あるアパートの大家を務める少女・ジゼルは店子の青年を助手がわりに「何でも屋」を開業する。
市井で暮らすお嬢様ジゼルの日常劇といったところか。
教養のつけっぷりとか物腰や雰囲気でいいとこのお嬢と推察できる10代の少女のような主人公。彼女が市井の大家をしているのは自ら望んでの社会勉強のようなかんじですが1巻の時点では詳しいことは語られず。
日常風景的ミステリな構成、さりげなくてリアルなのに魂が入ってるなあと思う人間描写、生活の中で出会うさまざまな出来事を端折ることなく、とにかく丁寧に描かれているなあという印象です。
ただ日常を描くでなく、「読み物」として魅せるけどきっちり地に足がついた、劇的までいかないけどメリハリのついたストーリー構成も魅力。
可愛くて理知的、頭の回転が良く知識も豊富、物怖じせず固定観念に囚われず好奇心旺盛、大人びてはいるけど少女らしい情緒も持つという思いっきりいろいろ詰め込んだ主人公のキャラ設定はツボだなあ。
主人公の機転で事件を解決だったり、主人公が知らなかった世界に浮き立つ話だったりといったほのぼのとした終わり方だけでなく、つらいけど乗り越えていくべき現実的な話もあったり。
今のところ、1つの依頼に絡むエピソードで1つの話という具合で、2巻以降は主人公の実家がらみでよりシリアスな話になりそうな。

笠井スイ
ビームコミックス1~ / エンターブレイン
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★★★

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