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■漫画感想2

2011年1月以降に発行された漫画の感想。

内容説明

2011年1月~2016年12月に初巻が発行されたタイトル対象。
2010年12月以前初巻発行タイトルは漫画感想をご覧ください。
現在はほぼ緑画舎まんがブログの再録です。
詳細は漫画感想2概要をご覧ください。
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インデックス

作品名|あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら・わ行
著者名|あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら・わ行
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おすすめ・お気に入りタイトル25選

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謎解きドリル / 河添太一

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ベクトル斜めな設定と切り口で描く素っ頓狂で意外に正統な女子高生探偵コメディ。
主人公は女子高生、なのだが女子高生探偵という肩書きに固執するあまり3度目の高校三年生を迎える19歳。唐突に遭遇する事件に首を突っ込む様式美はよしとして、当人はかなりのおっちょこちょいで自己顕示欲が高く精神年齢が子供というかおつむがちょいゆるめ。実際の推理は助手の役どころの別の女子高生が的確に進めるというグダグダな展開。
ヒロインと助手の関係も微妙なところが印象深い。助手のヒロインに対する扱いはぞんざいというか、言葉は丁寧だけどけっこうディスっているというか。かといってヒロインを毛嫌いしているわけでもない・・この関係をどういうんだっけか。ブラックジョークのような人物同士のやりとりに推理・探偵もののいい意味でふざけたパロディを加えた内容。ヒロインの自由な発言ぷりも特徴か。個人的にはイラっとくることもあるけど味もあるのも確かで(笑)個性が強いキャラに目がいくが推理要素は、突っ込みを入れたくなるようなザルな事件のようでミステリとしてはわりと巧く作られている印象。

河添太一
ガンガンコミックスONLINE全3巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ミステリコメディ / 好み度:★★★★☆


投稿者 higure : アーカイブ | △UP

ジョナ散歩  / ケイケイ

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中年の小太りの眼鏡のおっさんの姿をした小さな妖精ジョナサンは、ふらっと出会った人間にひとつだけ願いを叶える妖精。彼が出会った人間の望みとその後の変化を描いたお話。
著者の前作ワンダフルライフ?の登場人物も出てくる話・・と思ったらスピンオフ的立ち位置の話だった。そら登場するわ。
内容は不思議な存在がごく普通の人間の願いを叶えるというオーソドックスな話なのだが、願いが1つだけ叶うなら何を望むか、という永遠の命題を主題としているがその切り口は著者らしいゆるくも庶民的というかリアリティがあるというかなノリ。
ちいさいおじさん要請に願う望みはわりとちいさくて願いが叶ったところでその変化は小さいもの。でもちょっとだけ、より良い方向に進んだのかな、ってなかんじが多い。前作よりちょっとだけ爽快感がある。
ジョナサンの紳士的な気質と理路整然とした口調とビジネスライクな行動と人間の願いに対する的確な感想が妙にツボにハマる。

ケイケイ
KCデラックス Kiss全2巻 / 講談社
ジャンル:女性・コメディ / 好み度:★★★★★


投稿者 higure : アーカイブ | △UP

ひねくれ司書の未解決事件録  / 木梨るなむ

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直筆の文字から書いた人間の見た情景を視ることができる私立図書館司書にして本の修復家の青年の話。
なじみの刑事が難事件の遺留品を司書に見せて事件の真相を追及する、という構図のサスペンスドラマもの。物から持ち主の意識を読み取る能力って名前ついてたよね。度忘れしたけど。1
話完結形式で推理ものとしては可もなく不可もなく。ミステリが好きだけど濃いのは苦手という人にはいい塩梅かと。
絵はうまいわけではないが線がはっきりしている分読みにくくはない。もやっとするオチの話もあったがその辺は好みの問題か。

木梨るなむ
マッグガーデンコミックスアヴァルスシリーズ全2巻 / マッグガーデン
ジャンル:少女・ミステリ / 好み度:★★★☆☆


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おはよう、いばら姫  / 森野萌

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ある理由から貯金に執心し、卒業後は就職を希望する男子高校生。父親は進学を薦めるため親子喧嘩になり、父親の経営する家政婦業務で卒業まで勤めあげれば就職を許すということになった。
で家政夫バイトとして派遣されたのは大きなお屋敷。仕事をこなす中、屋敷内の離れに住む、その家のお嬢様と遭遇する。浮世離れした雰囲気と会うたびに印象が変わるお嬢様と、屋敷の面々に秘密で交流を重ねるうちに、彼女の特異な体質を知ることとなる。
ネタバレになるが多重人格症かと思われたが実は別の要因で、1巻終わりにそれが判明する。そして彼女の母親は主人公にお金を渡し娘の専属家政夫となるよう依頼する流れ。
お嬢様に好意を持っているが彼女と交流する理由は綺麗な理由ばかりでもない、また彼女の体質は主人公にとって苦手分野である。そして主人公がお金に執心する理由も明らかになる。
センシティブさとリアリティの配分が絶妙。男子側の視点で描かれるゆえある種の新鮮さはある。登場人物は少ないがキャラは多いし各々のキャラの物語における役割分担と造形が深く読み応えがあるし続きが気になる展開。柔らかくもせつなげな人物のモノローグや表情の描写が印象的。

森野萌
デザートコミックス全6巻 / 講談社
ジャンル:女性・ドラマ・恋愛 / 好み度:★★★★☆


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あなたの世界で終わりたい  / あおのなち

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表題作ほかGoodbye my god・僕等の破片・Mr.wonderland・貴女の世界で終わりたいを収録したセンシティブファンタジー作品集。
Goodbye my godは、不登校のクラスメイトは堕ちた天使でした、という話。どこか諦観も持つ学級委員の女子と天使の男子のやりとりが描かれている。詰まっちゃってあがいてる透明な叫びみたいな印象を受ける。
僕等の破片は、マイノリティの兄はかわいい妹の恋愛相談を受けている中、自分のしょっぱい恋愛遍歴を回想する。オチが効いている。
Mr.wonderlandは愛猫を失った少女のある視点で描かれる話。題名通り、と言おうか不思議の国のアリス的な内容。ストーリーは正直くみ取れないのだが絵面はなんか好き。
貴女の世界で終わりたいは表題作なだけに収録作の中で一番の長編。とある女子高に通う死にたい願望があるヒロインと、吸血の鬼の青年の話。どこか似た空虚なふたりの茫洋としたやりとりで話は進む。ヒロインのモノローグ、青年の廃頽した生活環境、まずくて飲みたくないのに飲まないと生きていけないジレンマの描写が印象的だった。

あおのなち
IDコミックス全1巻 / 一迅社
ジャンル:少女・ドラマ・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆


投稿者 higure : アーカイブ | △UP
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