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■ハカセがっ!!

左近堂絵里

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人工知能工学が発達し、人間のようにいや人間以上に精密なアンドロイドが各分野に登場した時代。その工学の第一人者のハカセが自国を出奔、ある目的のために日本にやってくる。
ハカセの目的は美少年モデルのひなつ。ひなつの元を訪れあれやこれやをしたいと豪語するストーカー変態言動のハカセに、クールな気質のひなつもあれよという間に自分の領域に入られるという展開。
黙っていれば金髪の可愛い系な容姿ながらそのおかしな言動でチャラ以下な印象、バカと天才は紙一重を体現したような、計算あってなのか天然なのか図りきれないハカセ。基本クールな気質ながら負けず嫌いな面も併せ持ち、人間が苦労して得るものを難なく得るハイクラスAIにマイナスの気持ちを持つ、そして妹が何より大事なひなつ。
この2人と周囲の面々を絡めたコメディとドラマ。
ハカセがひなつの元にやってきたのは、彼の目下の研究テーマが成長するAIであり、子供と大人の中間に在る人間であるひなつのデータを取るという目的のため。まあその行動はストーカー以外の何者でもないわけですが。
自国ではトップシークレットな存在のハカセを連れ戻しに来たキャラとかひなつの妹とかも出てきていろんな意味でにぎやかにかつちょっぴりせつない展開が待っている模様。
ハイテンションで軽いノリのコメディが大半ですが、シリアスな部分もきっちり描かれているバランスのタイトル。
コメディサイドではやはりハカセの暴挙とそれに対応するひなつの態度が見所なのかな。AIが物語の肝の1つだからかギャグネタがネットやコンピューター用語に絡んだものが多いのも特徴。ハカセの鶏冠の形の髪をネタのパーツとして使うある意味基本を抑えたギャグ、大ゴマを効果的に使い物語に独特の間をつくる手法も印象的。テンポが半端なく軽快で畳み掛けるテンションは面白いと感じました。
ひなつが同業者であるモデルのAIに対する心情はイヴの時間を思い出す。

左近堂絵里
シルフコミックス1~ / アスキー・メディアワークス
ジャンル:少女・SFコメディ / 好み度:★★★☆☆

作品名は行 , 著者名さ行 [ 少女漫画 , 続刊 ]







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