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■バビロニアの獅子

氷栗優

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現代とシュメール文明時代を駆ける冒険ロマン。
高校生・シンと同級生玲音奈は、家が隣同士の幼馴染で気心がしれている間柄。春休みを利用した学校の研修旅行でパリのルーブル美術館に行った際、玲音奈はバビロニアの遺跡を見た直後不思議な声を聞き忽然と消えてしまう。彼女を見失ったシンは探す途中、ギルガメッシュ王の親友と名乗る霊と出会い玲音奈を救いたければ彼女への愛を示し自分の親友である王を救ってくれと言われ、彼と同化する。そしてシンはシュメール文明の世界へ向かうというはじまり。
ヒロイン側は女神の生まれ変わりで運命的にというか強制的に女神の意識に乗っ取られているようで、彼女を取り戻そうとしても一筋縄ではいかないよう。主人公側は憑依した青年のスペックも手伝って危機を回避する中、王と接触ともに行動することになるが女神の策略で現代に移動してしまう。バビロニアのほうだけで話が進むのかと思いきや現代にもどってというところは面白い。
主人公はヒロインを取り戻したいものの憑依した側の青年と女神は王を挟んで敵同士という設定のタイムスリップもの。転生・憑依タイムスリップものの基本をおさえつつ、柔軟で工夫がいたるところにあり興味をそそる内容。主人公と憑依した青年と若き王の、自身と他者への心情描写が丁寧でかといって歴史ものにありがちな大仰さもなくいい温度で魅せてくれます。
ギルガメッシュとかシュメールって名前しか知らないのでこの機会に知りたくもあり。

氷栗優
幻想コレクション全4巻 / 祥伝社
ジャンル:少女・歴史ファンタジー / 好み度:★★★☆☆

作品名は行 , 著者名は行 [ 少女漫画 ]







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