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■暗殺教室

松井優征

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題名通りの内容。ただし一筋縄ではいかない。かなり凝った設定となっている。冒頭出てくる担任は、異星人のような姿形で触手を持つ人物。号令がかかると生徒は全員が銃を持って彼を狙う。生徒は殺し屋、標的は先生。
端的に言うとたこのような未知の生命体が、有名校の落ちこぼれとされるクラスの担任教師となり、生徒たちは教師の授業を受けつつ教師を暗殺するという構図の話。
月が爆発し、その犯人だと名乗り出たのは異星人のようなたこの姿に似た生命体で、一年後には地球を爆破すると宣言する。生命体を殺そうとするも人類には太刀打ちできない能力をもっている生命体だが、ある中学の落ちこぼれとされるクラス担任をし、自分は生徒に危害を加えないが生徒は自分の暗殺に荷担しても良いという。条件を出す、というはじまり。
突き抜けたこの設定に説得力を持たせるための前準備というかいきさつの設定は入念に組まれているとともに、「先生」の目的や存在の背景などの伏線も否応なしに気になるという見事な構成。
先生を倒すという目的を持つ生徒VS先生というアクション要素が主軸だが、人が好く教師として勉強の教え方も人として生きる術の教え方、そして自分を殺すための知識の教え方も格別な、かつ生徒の個性と特性を理解し導く先生と、生徒のほほえましい交流、そして落ちこぼれクラスに所属する生徒たちの各々が持つ「もの」を主題としていく学園青春ものでもあるという。
一見真逆な2つの要素をうまく組み合わせて一捻りさせ、メリハリのきいた面白さを感じさせる傑作になっている。

松井優征
少年ジャンプコミックス全21巻 / 集英社
ジャンル:少年・アクション・ドラマ/ 好み度:★★★★★

作品名あ行 , 著者名ま行 [ 少年漫画 ]







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