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■Mein Ritter~私の騎士~ 片山愁

片山愁

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19世紀の欧州。妖精が見える少年、幻想小説家だがリアリストの貧乏貴族の青年、青年の友人の新聞記者、青年の高スペックな執事、青年の幼なじみで幻想的事象にあこがれを持つ可憐な貴族の娘などが関わる、幽霊や妖精たちが起こす事件を巡るファンタジーストーリー。
天涯孤独の平民らしき少年は、妖精など不可思議なものを見聞きでき、一人の妖精も彼の近くにいる模様。彼は母親らしき人物からの手紙を受け取ったのだがそれは見知らぬさっぱり読めない文字で描かれており、困った末に文字の解読のため幻想文学作家の貴族の屋敷の扉をたたく。幻想文学作家ならあるいは、と思っていたのだが、その作家の青年は幻想文学作家なのに、妖精などファンタジーな存在は見えない、信じない、認めない超リアリストだった。
紆余曲折の末に少年は作家の屋敷に居候することを決め、主要人物たちが出会う、不思議な存在や妖精や精霊や幽霊などが絡む事件を経験していく流れ。
舞台は19世紀の欧州という現実社会だがファンタジーな生き物はほとんどの人間には認識できないものの普通に存在している世界観。幻想世界の存在が関わる事件に対し、見える人間、見えない人間、信じる人間、あこがれを抱く人間と取りそろえているところは秀逸。どのキャラも個性がきっちりと別れて組まれているので読みやすい。現在人ぽい軽いノリのキャラが多いのも特徴かな。話の流れは、漫画らしい段階を踏んでというかんじじゃなく、ある意味リアリティのある煩雑さを感じる。その点で今では珍しい作風だなという印象を受けた。
美麗で可愛らしい絵柄による中世社会の描写や幻想世界のキャラクターたちは見応えがあった。1つ1つのエピソードは一見関連がないみたいだけど後々繋がるのかな・・?

片山愁
ゼロサムコミックス全3巻 / 一迅社
ジャンル:少女・ファンタジー / 好み度:★★★★★

お気に入り , 作品名ま行 , 著者名か行 [ 少女漫画 ]







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