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■漫画感想2

2011年1月以降に発行された漫画の感想。

内容説明

2011年1月~2016年12月に初巻が発行されたタイトル対象。
2010年12月以前初巻発行タイトルは漫画感想をご覧ください。
現在はほぼ緑画舎まんがブログの再録です。
詳細は漫画感想2概要をご覧ください。
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インデックス

作品名|あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら・わ行
著者名|あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら・わ行
その他|おすすめお気に入り短文感想月別未読RSSブログ

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おすすめ・お気に入りタイトル25選

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たまごかけごはん / 木村いこ

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たまごかけごはん・お茶づけ係さん・ジャムの時間・ねこの給食当番さん・ハーピーさんのオールカラーコミックの他、著者の食べ物嗜好エッセイ3編・ねこずきんを収録した牧歌的な作品集。
素朴なペンタッチと可愛らしい絵柄の短編作品集。ちいさいひとがたまかけごはんやお茶漬けの食卓の準備の手伝いをする話やジャムを主題にしたちょっとコアな短編、可愛いねこキャラが登場するかわいいお話などなど。いろんなお菓子を詰め合わせた缶みたいな作品集。
エッセイな短編では著者のコンビーフ愛と納豆愛がガンガン伝わります。コーヒータイムをこしたいむんという独自の名称は可愛らしい。カラーページの彩色というか色の乗せ方はかなり好み。元々絵本畑のひとなのかなあと思ったり。ほっっこりとした雰囲気がとても良いのです。

木村いこ
リュウコミックス全1巻 / 徳間書店
ジャンル:青年・短編集 / 好み度:★★★★★


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名探偵マーニー  / 木々津克久

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女子高生のマーニーは、父の探偵事務所の手伝いつつ、クラスメイトや同じ学園の生徒など、自身が直接依頼される事件を解決していく少女探偵推理ミステリ。
ダークファンタジーの作品が多い著者だが、こちらは本格的な推理もの。主人公は女子高生。父は探偵事務所を営んでおり、雑務や探偵業務などのフォローをする傍ら、主人公の噂を聞いて同じ学校の生徒の依頼を受けたり、というかんじ。
1話1エピソードというか1事件構成。主人公が事件を受けて関連資料を集め読み熟考しすた後すぐに全容を解明するので、事件の発端からわりとあっさりと解決に至る印象が強い。とはいえ主人公が資料・証拠を集める過程で読み手にも誰が犯人か、もしくはどういうことだったのか、と予想を楽しむことができないことはない。予想斜め上の場合が多々あるけども。1話1エピソードはネタ出し大変そうだなあと思ったりする。読み手側としてはいろんな話が読めてうれしいんだけどね。
内容はもちろん推理もの、ではあるのだが、登場人物の行動・心理・動機などアレな面を事件解決とともに表面化させるところとか、推理部分自体はガチなんだけどエピソードのオチにすこしふしぎ要素とかオカルト要素をさりげなく混ぜているのが特徴かな。
主人公がボサボサ髪と推理思考モードに入ると髪をかきむしるってのは金田一某のパロディか。
1話1話は主人公とは深い関わりの無い事件ばかりだが、主人公自身のエピソードというか伏線もあるので後々出てくるのだろう。

木々津克久
少年チャンピオンコミックス全11巻 / 秋田書店
ジャンル:ミステリ・少年 / 好み度:★★★★★


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ワカコ酒  / 新久千映

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20代社会人呑兵衛女子が仕事帰りに入ったお店で美味しい旬のつまみとそれに合うお酒を堪能するお話。1人酒以外のエピソードもあり。
主人公は20代OL。女性の1人酒を描く日常グルメ系ってかんじかな。仕事やプライベート・イベントなどのエピソードを絡め、その日の主人公自身の心情から選んだ店の酒と肴を楽しむというまったりとした構成。著者自身が呑兵衛だからなのだろう、まったりしたノリなのに心底お酒(と合う肴)が大好きで堪能しきっているとひしひしと感じることができる。酒を堪能する時の擬音がたまらないですね。
女性の1人酒に伴う現実では時々あるであろうちょっとめんどくさい事象はあまり出さずとことん酒と肴を楽しむスタンスは良い。料理の絵は達者でおいしそうだし、美味しそうな肴を前にしての飾らない主人公のモノローグは絶妙。酒は飲めない人間ですが1人酒ほんと楽しそう、と思える作品。

新久千映
ゼノンコミックス1~ / 徳間書店
ジャンル:青年・グルメ / 好み度:★★★★★


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ペン太のこと / 片倉真二

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著者夫婦と、最初の飼い猫・ペン太をはじめとした飼い猫たちとの出来事を綴った猫エッセイ。
著者夫婦は共働きなどのストレスから喧嘩が絶えない時期があり、そのころに著者は立ち寄ったペットショップで爆睡する一匹の猫を購入する。そのこは女の子なのになぜかペン太と名付けられ、夫婦の鎹となる。
エッセイもの、なのだがどこか童話を読んでいるような作風でもある気がする。客観的に見る著者(や奥さん)の視点での飼い猫たちの行動の描写、淡々としたト書きナレーションがツボすぎる。喧嘩ばかりの夫婦の元に猫がやってきたら喧嘩が減った、という子は鎹ならぬ猫は鎹、という話はじわっと来るなあ。
最初の猫・ペン太がやってきた後、徐々に飼い猫が増えていき、各々の猫たちの個性が的確に描かれているためか混乱することなくそしてどのエピソードも面白い。ご夫婦の猫たちへの愛情がさりげないというか、日常における空気みたいな愛情を感じる。著者が猫に対して自分のことをおとうちゃん、というのがかなりツボだった。
エッセイものによくあるデフォルメした絵柄なのにペン太の最期のエピソードは泣ける。けっこうペット漫画でお別れのエピソードを読んだことはあるのだが素で涙がにじんだのは初めてだった。

片倉真二
イブニングKC 1~/ 講談社
ジャンル:エッセイ・ペット / 好み度:★★★★★

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くまみこ / 吉元ますめ

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東北のとある山村には村に伝わるクマ伝説の神社の巫女まちと、伝説のクマの末裔のしゃべるヒグマ・ナツを中心としたカントリーライフを描いたお話。
主人公の女子中学生であり神社の巫女であるまちは都会の高校に通いたいと望む。それを訴える相手は人語を解するヒグマのナツ、というシーンからはじまる。クマのナツがしゃべるのは村の秘匿事項であり、なぜしゃべる(というかほぼ肉体はクマだが中身は人間だよね)のかは後々村に伝わる伝説のあらましが出てくるのでなんとなくそういうことかとわかる。
主人公は何もない村の田舎生活から脱却し都会に行きたい、と望んでいるものの都会の生活の知識は乏しく電化製品など文明の利器音痴・人の多いところや行ったことのない場所ではテンパるというひどい都会コンプレックス?持ちという・・。ヒグマのナツのほうがかなり世間一般知識豊富で文明の利器をやすやすと使いこなす、というギャップも見所の1つのよう。
神事にまつわるエピソード、まちの都会デビュー訓練などなどけっこう、しゃべるクマとかわいい巫女さんのときどきかみ合わない会話とかまちさんのうろたえる姿を愛でる話なのだという認識(断言) 。
一方で牧歌的でのんびりした雰囲気の中にさりげなく田舎特有のブラックというかダークサイドも挟み込んでいる。その象徴がまちのいとこのよしお。田舎の若者にはまちのように田舎を出たいと望むパターンと田舎の暮らしが違和感なく居心地がいいパターンが有ると思うがよしおは後者。マイペース・事なかれ・デリカシーの無さ・・と出ていく若者が嫌悪する要素を持ち、街の若者が嫌うおっさん予備軍のような気がする。後に出てくるデリカシーは母親の胎に置いてきたような酒のみのおっさんとかなー;あとよしおに惚れているヤンキー気質ぽい女性もある種田舎の象徴っぽい気がするのだがどうか。
田舎のいいところもわるいところも内包し、ほのぼのまったりとリアリティのある田舎事情をきっちり描いているお話。

吉元ますめ
MFコミックスフラッパーシリーズ1~ / メディアファクトリー
ジャンル:青年・コメディ / 好み度:★★★★★


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