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中原くんの過保護な妹 ほっぺげ 


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この春に主人公の男子高校生は実妹と同居することになるという始まりの4コマ学園コメディ。
基本的には甲斐甲斐しく兄である主人公の面倒を見ることに生きがいを感じる妹と
そんな過保護な妹から自立を決意する主人公。
主人公の姉と妹、妹の女友達やクラスメイトなどが織りなすほのぼのを
中心とした学園・家族コメディといったところか。
どういう事情で実妹と同居?と思っていたら、主人公は姉と東京で同居していて妹は両親と実家に
住んでいたが両親が仕事で実家を離れるので姉と兄がいるところにやってきたということ。
姉は社会人だが在宅仕事で生活能力が皆無、兄もまあ・・ということで家事能力に長けた妹が
二人の世話を一手に担うという構図らしい。とはいえ兄への世話焼きはおおっぴらだし
母親を凌駕するほどで、妹が可愛いのも相まってクラスメイトの男子たちには
にらまれるというかんじ。
人物相関がきっちりしていてエピソードの幅もあるし1エピソードでけっこうネタが続くので
マンネリ化しないところが良い。
キャラ設定に定番要素をきっちり組み込んでいるだけに読みやすいとも言える。
いわゆる妹萌え要素はあるがどちらかというと妹がブラコンの度合いが多い気がする。
なんか妹が他の女子に興味を示すと自覚のない嫉妬が芽生えたり・・していいのか?
それにしても主人公の男子、キャラデザが老けてて初見で高校生?と疑ってしまった。ごめん。

ほっぺげ
バンブーコミックス1~ / 竹書房
ジャンル:4コマ・学園・コメディ / 好み度:★★★☆☆

女子かう生 若井ケン 


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残念系美人女子のももこ、クール系メガネ女子のしぶみ、癒やし系ちっちゃい女子まゆみの女子高生3人組の楽しくもありふれた学校生活や日常をまったり描いたサイレント漫画。
登校前の身だしなみの様子、ラッキーアイテムにあやかったモノを持ち歩いてみたり、ちょっとした遊びをやってみたり、暑い日の扇風機との戯れなどなど、何気ない日常の一コマを切り出してみたって感じの内容。
特徴として登場人物の台詞はほとんどなく、オノマトペのみで描写されている。
会話がなくとも話がわかる(擬音はあるけど)ので言葉がわからなくても読めるってのは良い。
漫画黎明期ではけっこうあったんだろうけど今はほとんど見られないですね。
サイレントで出来る物語展開で読者を惹きつけるのにかなり技術が必要だからだろうなあ。
予測が付かないほど自由、でもほっこりする行動ばかりのももこさん、クール系だけどたまに見せる表情が萌えるしぶみさん、とにかく可愛いの一言に尽きるまゆみちゃん。どのキャラも愛おしい。
お勧めです。

若井ケン
アクションコミックス1~ / 双葉社
ジャンル:青年・学園・日常 / 好み度:★★★★★

ラーメン大好き小泉さん 鳴見なる 


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転校生のクールな美少女小泉さんは無類のラーメンマニアだった。
一言で言うと女子高生がラーメンを食べる漫画。
天真爛漫な女子高生・悠は、転校生の小泉さんをラーメン店の行列で発見する。
美人な小泉さんと友達になりたいけどクールで他者との関心が薄くてなかなか
話しかけられなかったけど・・と彼女の元に行って話しかけると、いつの間にか
彼女とともにラーメン店に入りとなりで食べるコトに・・、というはじまり。
小泉さんは主人公だが、話の狂言回しは悠や悠の友人達というかんじ。
小泉さんはラーメンが大好きで、ラーメン店通い率も知識量と蘊蓄の幅もかなり高く、
ラーメンのこととなると相手が誰であろうが話がとまらないキャラ。
ひょんなことから小泉さんといっしょにラーメンを食べるキャラとの絡みがメインかな。
小泉さんひとりで食べる話もあるが。
登場人物が食べるラーメンやラーメン蘊蓄は実在するお店や商品を基にしている。
東京近郊が舞台なのでほとんど東京周辺のラーメン店の話なのだが、
たまに地方ネタもある。
かわいい女子たちがラーメンを食べる絵面は可愛いし、ラーメンほんとおいしそう、
と感じる。主題の魅力が十二分に出ているタイトルだと思う。
小泉さんのクールな言動にめげない悠さんのスピリッツにはエールを送りたい。

鳴見なる
バンブーコミックス / 竹書房
ジャンル:青年・グルメ・コメディ / 好み度:★★★★★


30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしいをAmazonで見る

30歳DTだったので触れた相手の心が読める能力を得てしまった冴えないリーマン。
ひょんなことからイケメン同僚の心を除いたら
同僚の好きな相手は自分と言うことを知ってしまう。
そんな始まりのリーマンピュアラブBLもの。
twitterから人気を博し書籍化になった作品だったかな。
主人公が相手の行動に右往左往したり相手の心を読んで右往左往したり。
なんでこんなイケメンがと戸惑いつつも、自分をちゃんと見てくれている
相手にキュンとしたり、相手の欲とかブラック面を垣間見て面食らったり
と楽しいというかにんまりしてしまう。
相手もただ好きというわけでなくちゃんと人間性を見て真摯に好意を向ける
ってシチュエーションはたまりませんなあ。
あと壁のない心の声の黒かったり白かったりの振り幅が楽しいね。
ほっこり楽しく気軽に読める内容なのはいいですね。
30でDTってリアルじゃめっちゃ居るだろうとツッコんでいたけど
同意見は多かったようで。まあBLはファンタジーだし(笑)
主人公のむっつりDTの恋も楽しい。腐女子キャラもきっちり居ますね。
それにしてもガンガンで書籍化したのか・・。おう・・。

豊田悠
ガンガンコミックスピクシブ1~ / スクウェアエニックス
ジャンル:ボーイズラブ / 好み度:★★★★☆

亜人ちゃんは語りたい ペトス 


亜人ちゃんは語りたい (ヤンマガKCスペシャル)

サキュバスやバンパイアなどとの特別な性質を持つ人間は亜人と呼ばれ、
かつて迫害された時代もあったが現在は差別なく社会的に認められている存在。
そんな時代というか世界の、日本の普通の高校に通う亜人の生徒たちと亜人に興味を持つ生物教師のお話。
主人公の生物教師の男性は、かつて大学でも亜人の研究を望むほどに亜人に興味を持つ人物。
とはいえ倫理的な問題もあるなどでその望みは叶わなかった。そんな彼が生物教師として
赴任した高校で、絶対数が少なく会うことのないだろう亜人の女子学生が数人在籍していた。
研究対象としての興味も兼ねているとはいえ、亜人の生徒たちの悩みを生徒を導く教師として、
試行錯誤ながらも真摯に向き合っているところが良い。
もっていきかたによっては重いテーマになりかねないがそこは社会全体ではなく
学校という枠の中で作られているところが巧い。
また、亜人特有の生態と、思春期の人間特有の悩みや交流などの組み合わせも秀逸。
学術的な興味を見せつつも暴走しないよう、相手を傷つけないように配慮し、
よりよい方向に行くように試行錯誤と探求する過程はほっこりとする。
ゆるさばかりでなく適度にシビアな面も出していくので絶妙なリアリティも醸し出す。
あらゆる要素のバランスが良く、またどの登場人物も好ましいキャラゆえに安心して読める良作。

ペトス
ヤングマガジンコミックス1~ / 講談社
ジャンル:青年・学園・ファンタジー / 好み度:★★★★★おすすめ


デスマーチからはじまる異世界狂想曲をAmazonで見る

仕事の修羅場中に異世界に迷い込んだゲームプログラマーの青年の物語。
なろう系小説のコミカライズ。
主人公が異世界に転移したところから始まる。
事故や転生ではなく当人もなぜなのかよくわかっていないという。
迷い込んだのはRPGゲームによく見られるファンタジー世界。
ゲームプログラマーゆえにその手の手順はさすがに慣れているし性格なのか妙に落ち着いた主人公。
主人公補正チートが多分にあるが、細かく段取りしつつ能力を最大限に活かした展開。
冒険生活の出来事1つ1つが立て板に水のごとく続いていき、トントン拍子で展開していく。
せわしないが退屈はしない。
絵柄というか書き込みが多めで画面もみっちり詰まっていて全体的に黒い(笑)
が読みにくいというわけではない。
しかしなんだろう・・面白いんだけど話のメリハリが薄い気がするんだよなあ。

作画:あやめぐむ / 原作:愛七ひろ /CD:shri
ドラゴンコミックスエイジ1~ / 角川書店
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★★☆

賭ケグルイ 尚村透/河本ほむら 

賭ケグルイ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
賭ケグルイ (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

上流階級の子女が通う名門だが、ギャンブルに勝てば大金が手に入るが
負ければ他の生徒に絶対従属を強いられるというヘビーな規則がある学園。
そんな学園に、一人の美少女が転校するというはじまり。
賭け事による階級制度が存在する学園を舞台にした濃いめのギャンブルもの。
主人公は中流家庭出の一般市民的な男子高校生で、ストーリーの狂言回しの役割を担う。
メインヒロインは転校してきた美少女で、魅惑的な風貌に物怖じない気質だがギャンブルを
楽しむことに関しては常軌を逸しているという設定。
絵は表現も構成も線画も申し分なく高い。それゆえにギリギリな状況の臨場感の迫力は半端がない。
登場人物の表情もモノローグも様々な意味で圧倒される。
ギャンブルの内容は、オーソドックスなものからオリジナルなものまで多彩で、
そのゲーム内容だけでも見応えはあると思う。
演出は中々に過激な印象も受けるが、展開としては身も蓋もない後味の悪さは少ない。
レーベル的なのと、いちおう学園物であるというのもあるのだろう。
ミステリアスなヒロインと驚き役(笑)な主人公、様々な癖の強い登場人物たちの織りなす
ドラマに目が離せない。スピンオフ作品がけっこう出ている。

原作:河本ほむら / 作画:尚村透
ガンガンコミックスJOKER1~ / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・学園・サスペンス / 好み度:★★★★☆

ダーウィンズゲーム FLIPFLOPs 

不可思議なソーシャルゲームを巡る不条理ゲームもの。
主人公は友人からメールを受け取り、その後その友人は行方知れず、
なんのかのとメールに提示されたアドレスから
ポイント=金を掛けたデスゲームに巻き込まれることになる。
主人公を巻き込んだ友人もゲーム参加者ですでに死亡、ゆえに主人公は
ゲームの全容やルールを模索しなければならない。
そんな折、他プレイヤーと戦闘、つまり殺しあいをすることになり、
手探り状態で辛くもそのプレイヤーに勝利する。
そしてゲームに負けると身体を削られドットのような痕跡を残し死亡することもわかる。
一方、器物破損としか判断できない痕跡から血液が発見されたため警察も捜査を進めていく。
主人公単独ではいろいろ限界があるというか話が進みづらいからか
ゲームに精通していると思われる女子が主人公と接触を試みており、話が動いていく。
ゲームマスターはどうも人智を越える存在っぽい。
題名からもファンタジーというかSF的な要素が多分にある模様。
個人的にはゲームの経緯もそれなりだが全容がどういう設定に
なっているのかに興味がわくタイトルだった。
余談だがこのタイトルの著者はやおよろずの人・・?だとしたら
全然違うジャンルでちょっと驚いた。

FLIPFLOPs
少年チャンピオンコミックス1~ / 秋田書店
ジャンル:少年・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆

ダンジョン飯 九井諒子

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金子が心許なく携帯する食料代を節約するため狩ったモンスターを現場で調理して食べつつダンジョンに進む一行を描いたファンタジー探索グルメ?活劇。
大規模な階層ダンジョンがあり、様々な冒険者たちがダンジョンに潜り探索することが日常の世界。ダンジョンの深部でドラゴンに襲われ妹が喰われてしまった戦士の男性は、消化される前に妹を救うことを決める。しかしほうほうの体で逃げたため資金が乏しくパーティから脱退した者もいたが採算度外視でつきあってくれる仲間もおり、三人パーティで挑むことに。
で、戦士の男性は食料代を節約するため、探索途中で狩ったモンスターを食べることを提案する。モンスターを食べることに関して素人だけでは話が円滑に進みにくいためか、途中でモンスター料理を研究するドワーフが仲間に入り、モンスターを狩っては料理をする、というエピソードが主軸となっている。変則ファンタジーグルメというかサバイバルグルメというかゲテモノグルメというか。
架空のファンタジー世界観でモンスターが調理対象、なのだが某RPGのモンスターのように現実世界に似たモンスターが多く架空とはいえそれなりに既存の食材や調理による味覚に想像の余地があるところが素晴らしい。特に「動く鎧」の正体というか生態の設定は思わず巧い!とうなってしまうほど秀逸だった。
主人公の戦士は前々からモンスターを食べることに興味を抱いていたとか一歩間違えるとアレな設定もいい意味で生暖かい目で見れたり、未知の食材に拒否を示すごく当たり前の反応に思いっきり納得したり、ドワーフの研究熱心さと手際の良さに感嘆したりとどのエピソードもものすごく見応えがあった。
著者の話は前々から好きだったんだけど短編ばかりだったので長編はどうだろう・・とちょっと思っていたけど杞憂でしかなかったwめっちゃ面白い。墓まで持って行きたい傑作。

九井諒子
ビームコミックスハルタ1~ / エンターブレイン
ジャンル:青年・ファンタジー / 好み度:★★★★★

ワカコ酒 新久千映

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20代社会人呑兵衛女子が仕事帰りに入ったお店で美味しい旬のつまみとそれに合うお酒を堪能するお話。1人酒以外のエピソードもあり。
主人公は20代OL。女性の1人酒を描く日常グルメ系ってかんじかな。仕事やプライベート・イベントなどのエピソードを絡め、その日の主人公自身の心情から選んだ店の酒と肴を楽しむというまったりとした構成。著者自身が呑兵衛だからなのだろう、まったりしたノリなのに心底お酒(と合う肴)が大好きで堪能しきっているとひしひしと感じることができる。酒を堪能する時の擬音がたまらないですね。
女性の1人酒に伴う現実では時々あるであろうちょっとめんどくさい事象はあまり出さずとことん酒と肴を楽しむスタンスは良い。料理の絵は達者でおいしそうだし、美味しそうな肴を前にしての飾らない主人公のモノローグは絶妙。酒は飲めない人間ですが1人酒ほんと楽しそう、と思える作品。

新久千映
ゼノンコミックス1~ / 徳間書店
ジャンル:青年・グルメ / 好み度:★★★★★

恋と呼ぶには気持ち悪い もぐす

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モテ男リーマンがひょんなことから女子高生に恋に落ちるが、相手は恋に落ちる前のリーマンの言動に引いたこともあり、積極的なリーマンのアプローチをひたすら気持ち悪がるのだった。
容姿・能力とも高スペックゆえ黙っていても女性が寄ってくるタイプのモテ男リーマン。それゆえに女性を軽んじているところがあり、見ず知らずのヒロインの女子高生に助けられ親切にされた返礼も高飛車な見返りを押し付けようとする。そしてそれまで女性に言われたことのない言葉で一刀両断され、そこから女子高生に対し、本物の恋心を開花し、以後どんなに鬱陶しがられようとヒロインに対するアプローチが続く・・という恋愛コメディ。
ちなみにリーマンの妹はヒロインと親友、という繋がりで二人が交流しやすい設定を作っている。
見方によってはストーカーといっても遜色がないのだが、デキる大人ゆえにその匙加減は絶妙。メアドゲットとか外堀を埋めてく過程とかロマンチックなアプローチとかほんとスペック高いよなと感心することしばし(笑)
スペック高い男性が釣れない女性にアタックする展開は大好物ゆえ読みごたえがある。あとヒロインの親友であり男性の妹たる女子のキャラもいい。女子にとっての二人を見るエピソードも地味に好きだったりする。
ヒロインはオタクという設定だがあまり前面に出てない気がする。リーマンの個性のほうが強いからかも・・。

もぐす / 一迅社1~
ジャンル:女性・ラブコメ / 好み度:★★★★☆

未確認で進行形 荒井チェリー 

16歳になった女子高生の元に、祖父が生前決めていた許嫁の男子がやってきた。
小姑にあたる幼女の妹も同行して・・というはじまりの4コマラブコメ。
ヒロイン、ヒロインと同年代の許嫁男子、許嫁男子の幼女の妹、
ヒロインを溺愛するヒロインの姉をメインにあとサブキャラも交えて、
ファンタジー的な要素も組み込んだ日常ラブコメみたい。
ヒロインの家は一見ごくごく一般な家庭のようだが、
どうも祖父の言葉は絶対という現代ではちょっと浮き世離れした家風っぽい。
また婚約にはヒロインに関わるある特殊な理由があるなど、いろいろ伏線が盛り込まれている。
ヒロインの姉は学内でも有名な才女で人気者で美人、ヒロインを溺愛し可愛いもの大好き。
ヒロインは巨乳で可愛い系女子、家事全般完璧で姉の存在で霞んでいるが成績は上位。
許嫁男子はイケメン。無口でとにかく影が薄く朴訥で真面目で純朴。
男子の妹は、可愛い幼女で口出しがすごいが甘い物に弱く憎めない小動物のようなキャラ。
4人とも違う分野でスペックが高く、特定のキャラがディスられるって状況がないところが好み。
全般的にほんわかとしているがぼやっとしておらず、読み物としてのメリハリがあるかんじ。
またネタの面白さが長く続く構成だと感じる。

荒井チェリー
4コマKINGSぱれっとコミックス1~ / 一迅社
ジャンル:4コマ・ラブコメ / 好み度:★★★☆☆


鬼を飼う 吉川景都

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昭和初期。帝大生の青年は、友人とともに金髪の少女の先導のもと、奇妙な生き物を扱う鳥獣商にたどり着く。
オカルトというかファンタジーというか伝説とかに存在する奇妙で希少な生き物を扱う店と、店が取り扱う獣と飼い主の話かな。
その店に導いた金髪少女が店のとある生き物を飼ってみないかと誘われ主人公は即答することから店と関わることになるはじまり。
指定された飼育方法を逸脱すると多大なしっぺ返しを食らうというパターンはグレムリンとかショップオブザホラーハウスとかを彷彿とさせる。
時代設定に合わせた題材も設定も秀逸で面白いと思うが、若干マニア向けというか話運びが独特で読み手を選ぶタイプの話かも・・?と思わなくもない。
個人的には好きなんだけど。

吉川景都
ヤングキングコミックス / 少年画報社
ジャンル:青年・オカルト・ミステリ / 好み度:★★★★☆

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舞台は京都、目つきが鋭い美人が主人公。彼女は町のタバコ屋なのだが世界遺産の1つの近所にあるためか、よく観光客に話しかけられる。
主題はお客とヒロインの交流を通しての京都観光案内といったところか。目つきが鋭いので臆されることもあるが受け答えや案内は丁寧、外国人観光客の割合のためか外国語というか仏語もできるというスペックの高さ。
日常系にみられるまったりさというかおっとりさを醸し出している。ヒロインのキャラ設定は、とっつきにくいところもあるけど中身は優しいよという京都気質の象徴なのだろうか・・と思わなくもない。ゆるーいガイドものとしては良作だと感じる。

あさのゆきこ
ゼノンコミックス1~ / 徳間書店
ジャンル:青年・ドラマ・ガイド/ 好み度:★★★☆☆

恋と嘘 ムサヲ 

恋と嘘(1) (講談社コミックス)
ムサヲ
発売日:2015-01-09


少子化対策として政府が個々人の最良の結婚相手をマッチングする制度がある世界。
そんな時代に生きる高校生たちの恋愛コメディ。
要するに政府が見合い相手を提示する制度でいいのかな。
主人公の男子高校生は、前々から気になる女子が、結婚相手と出て喜ぶ・・が
直後に別の相手が提示されるというはじまり。
このエピソードで、なにかしらのからくりというか手心みたいなものがありそうな
かんじなのだが、その謎については追究されず、
マッチングされた以外の相手との恋愛物語といった展開になっていく。
決められた相手と成就するか心が動いた相手と成就するか、ということなのかしらん。
周囲に決められた相手以外との恋愛模様という構図は、未来SF設定の話や
明治などレトロな時代においての許嫁云々と同じなわけで、特別珍しくはないと思う。
恋愛展開とか揺れ動くキャラ各々の心情描写が軸だし興味深い展開ではあるが、
先の通知エラーみたいなのが気になって話に集中できないという;
まあラスト近くの盛り上がりのためにそのあたりの伏線は回収されるんだろうけど。

ムサヲ
少年マガジンコミックス1~ / 講談社
ジャンル:少年・恋愛 / 好み度:★★★☆☆

百鬼夜行抄 今市子 


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不思議な力と妖怪と交流を持っていた幻想作家の孫である青年は亡き祖父と
同じく魑魅魍魎と意思疎通ができる。そんな青年が関わる不可思議な事件を描く話。
オカルトジャンルだが、人外と人間が関わる事件の解決といったミステリ要素も強く、
また退治ものなどの派手さもなく、ありふれた日常に起こる奇妙で恐い話といったかんじ。
生者以外では人間の霊ばかりでなく妖怪や神の類いも多く登場するゆえに幻想的かつ
寓話的、またシビアな展開が多い。わりとあっさり人が死ぬとことか昔話ぽい。
主人公以外にはいとこも見える人間であり、主人公の父は、妖魔が原因で死亡し
現在はその体は祖父と契約した妖魔が入っている。父親(の中に入ってる妖魔)と
主人公との関係ややりとりは得も言われぬ。
一話完結形式なので読みやすく、エピソードの手数が多く読み応えがある。

今市子
Nemuki+コミックス1~他 / 朝日新聞出版
ジャンル:オカルト・ドラマ・少女 / 好み度:★★★★☆

晴れのちシンデレラ magical 宮成樂 


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晴れのちシンデレラの続シリーズ。無印は4コマ漫画でしたがこちらはストーリー形式。
1エピソード完結形式のショートストーリーといったほうがいいのかな。
極貧から金持ちになったお嬢様初心者のヒロインとその弟の話。
お嬢様生活を描くと言うよりヒロインが思うまま行動している話ぽい。弟は多才ぽい。
続編というか後日談同人誌といったほうがしっくりくる内容か。
まったりほんわか、けっこう天然な言動を楽しむかんじ。
前作のあらすじというか人物紹介はほぼないので前作を読んでいるのが前提のよう。
前作を読まずともまあそれなりに読めたけども。
庶民からお嬢様になった人を主題にした話としては他と一線を画しているようなノリだった。

宮成樂
バンブーコミックス3巻 / 竹書房
ジャンル:青年・コメディ / 好み度:★★★☆☆


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男子高校生はある日道ばたで黒猫を拾いクロと名付ける。
だがクロはサーヴァンプという、契約を交わした人間に飼われる性質を持つ吸血鬼だった。
主人公はクロと契約を交わした結果、クロ以外の吸血鬼兄弟との争いに巻き込まれることになる。
ちなみに兄弟達は怠惰や傲慢など七つの大罪をその特性としている。
主人公はシンプルがモットーで、事態が停滞すると自分が進んで何でもやってしまうタイプ。
クロの特性は怠惰でめんどうなことはほんとうにしたくなくだらだらしていたいタイプ。
どちらも「めんどくさい」から来るモットーだがその様相は真逆。同じだけど違う、という
設定も見所の1つか。絵柄はイマドキ風。シャープでキュート。
話の動きは早めなので退屈はしないが多くのキャラが次々と登場する
の話なので、個人的に話を把握するのに手間取るタイプ;
ファンタジー系バトルが好きな人には大好物な作品だなと感じた。

田中ストライク
MFコミックス ジーンシリーズ 1~/ メディアファクトリー
ジャンル:少女・ファンタジー・アクション / 好み度:★★★☆☆


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女子は武装を許され男子は支配される学園を舞台にしたバトルアクション。
他校で問題を起こした男子を受け入れ、武装した女子による「共生」と呼ばれる矯正を行う。
そんな学園に単身で不良集団を病院送りにした主人公の男子が転校してくるところから始まる。
不遜で飄々としたキャラ、独自の戦闘技術を持つ主人公と、
武装女子の頂点として天下五剣と呼ばれる5人の女子との戦いを描く。
また天下五剣のメンバーと戦い勝った「女帝」と呼ばれる女性が重要なファクターで、
彼女は主人公と因縁があり、こちらも物語の主軸のよう。
しなこいっと同じ世界観らしい。
剣技の蘊蓄が濃くてやたら説明やモノローグ文字が多いバトルアクションだが
個人的にはこちらのほうが好みかも。少々くどさはあるけども。
作風としてラブコメ要素も多分にあるのだが、キャラに愛着を感じたためか
演出が自分に合っているのか他作品より楽しめた。
ツンがデレる過程があざとくないと感じたからか、
あくまで剣技バトルがメインだと感じたからかも?
絵は可愛い系で線画はシャープ、キャラ設定がしっかりしているところも良い。

原作:神崎かるな/ 作画:黒神遊夜
角川コミックスエース / 角川書店
ジャンル:少年・バトル・ラブコメ / 好み度:★★★☆☆

WILD ADAPTER 峰倉かずや 


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久保田誠人は飄々とした態度と度胸と行動を買われヤクザの組の年少組リーダーとして雇われるものの、彼を慕っていた組員の死をきっかけに脱退した際に、右手が獣化し路地裏に転がっていた時任稔を見つける。
そんな始まりのアンダーグラウンドサスペンスアクション。話の根幹は謎のドラッグをめぐる二人の物語。
1巻ほとんど誠人の人となりとか行動を描いていて本筋にやっととっかかるところで次巻という。
主人公ふたりを取り巻く状況と言動の描写が荒んでてカッコイイ。誠人の病んでるとしか感じない気質が印象深い。元の連載していた雑誌のカラーのためかちょっとBLぽい雰囲気もあるにはある。
正直、物語自体は進みが遅くて今ひとつなのだが、シャープで圧倒的な画力とスタイリッシュで重厚なキャラ描写と画面構成に魅了される。
主人公たちは私立荒磯高等学校生徒会執行部の主人公二人と同じキャラだが作品同士の繋がりはない模様。
徳間書店キャラコミックスから一迅社ゼロサムコミックスに変わっている。

峰倉かずや
ゼロサムコミックス1~ / 一迅社
ジャンル:少女・クライムサスペンス / 好み度:★★★☆☆