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灼眼のシャナシリーズ 

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高校入学という節目にごく普通の生活に安寧を感じていた主人公の視界は突如非日常的なものになり、怪物のような生き物が人々を次々と喰らう光景を目にする。そしてその怪物を屠る赤い髪の少女との出会いから物語は始まる。
化け物は人自体ではなく人の存在を喰らい、食べられた人はそのうち存在しなくなる。他者にとってその人間が死んだという認識ではなく元から居なかったことになるという設定。主人公の少年も知らずのうちに喰われた人間なのだが、不思議な少女との出会いで変わるみたいなかんじかなあ。
有名タイトルなのでまあ説明はそこそこに。というか要素が多すぎて書き切れないので(笑)
原作つきのアニメでは物語の進行具合の兼ね合いなどでアニメのほうは中途半端になりがちなんですが、こちらの作品のアニメは3期まで発表されきっちりと完結している。人は生きた意味を残したがる生き物で、それすら奪われるという設定が肝の作品ような気がする。うまくいえないけど。
1期は主人公ふたりのボーイミーッガールからはじまるファンタジーバトルもの、2期は実は主人公は物語の世界においてわりと特別な存在で、敵対勢力の大きさなどから1期では想像しにくかったスケールに発展していき、3期は少女の勢力VS少年の勢力の全面戦争みたいな話になっていた。
1~2期はそれなりについて行けたけど3期は完結総まとめというのもあるのだろうが一進一退の戦争展開ばかりでちょっとこころが折れそうに(笑)
作品のクオリティは高いと思うんだけど自分にとって面白い(合う)作品か否かは別の話なんだなあと感じた作品。シャナのツンデレキャラはちょっとなじめなかったのもあるのかな。
オープニングは曲も映像も3期ともけっこう好みでした。アップテンポでテンションの上がる曲は好きなのです。

灼眼のシャナ 2005年毎日放送他放映全24話
灼眼のシャナII -Second- 2007年毎日放送他放映全24話
灼眼のシャナIII -Final- 2011年BS11他放映全24話
灼眼のシャナSP「恋と温泉の校外学習!」2006年OVA1話
灼眼のシャナS 2009年OVA4話
灼眼のシャナ 2007年映画90分
堪能度:★★★☆☆

狼と香辛料シリーズ 

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狼の化身の少女と行商人の青年の行商の旅の途中で出会う様々な事件や出来事を描いた「剣と魔法じゃない」ファンタジー商売冒険譚。
中世西欧風のファンタジー世界が舞台。獣の化身の少女と行商人の青年が出会い、行商人の商売の旅に少女がつきあうという形で始まるコンビの物語。
主人公が行商人なので剣とか魔法の戦闘はかなり少ない。どちらかというとそれらを商材に商売をするという方向性か。主人公二人の掛け合いが軽快で楽しく、シリアスかつピンチな展開でもハラハラはするのだが鬱にならずに楽しめるところは良かった。商売におけるやりとりやら駆け引きやら仕組みやらの設定や展開が興味深かった。
狼少女の口調が花魁言葉で当時は妙な新鮮味があった。キャラ付けであろうが見た目は少女だが古い種族ということを強調するためだったのだろうか。
いろいろ楽しめた要素はあるが狼少女がとにかく可愛かった。可愛いというか引き込まれるというか、様々な表情を見せる彼女のキャラは秀逸だと思った。

狼と香辛料 2008年独立UHF局・AT-X他放映全13話
狼と香辛料II 2009年独立UHF局・AT-X他放映全12話+1話
堪能度:★★★★☆

そらのおとしものシリーズ 

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田舎町が舞台。平凡と平和を好む少年智樹はある夜、空から降ってきた背中に羽のある少女を保護する。少女は自分はエンジェロイドで、マスターである智樹を喜ばせる存在だという。
あきらかに人外のかわいい女の子がやってきて主人公と周囲の人間と彼女が織り成すドタバタコメディといったところか。主人公がエロ星人ということで、コメディ部分は、ぱんつだ裸だおっぱいだと性的衝動全開のネタが多いです。
あからさまにUMAなアンドロイドの少女が主人公のもとに来た理由とか少女がどこからきたのか、少女が何者かという謎解きとシリアスな展開がありますが、追っ手らしい別の天使がやってくるあたりから小出しに出てくる模様。その兼ね合いからしんみりとしたドラマも描かれています。
小出し、というのはシリアスで本筋に突入か、と思ったらまた最初のドタバタ日常の話になったりしているから。それって構成的にどうなんだろうか;とも思ったり。
ニンフが、再度主人から催促されてるのにすぐに行動を起こさないというかすぐツンデレキャラとして何事もなかったように彼らに混じってバカやってるのとかには、ちょっと違和感があったかなあ。細かいところなんですがね。
あとイカロスを連れ戻す使命を受けたニンフが受ける仕打ちのシーンが痛々しく見ていて辛かったです。絶対的な主従関係と身に受ける暴挙、ことあるごとに廃棄処分をちらつかせられなのに主人を慕う気持ちがあるという・・。地上でのほんわかした日々とのギャップがあるから余計痛かった;
絵はすごく綺麗でした。戦闘シーンもコミカルシーンもなめらかな動きだし、イカロスの表情の変化をはじめとして登場人物の描き方が生き生きしてるし。
あと印象に残ったのはやはり毎回違うエンディングの歌かな。なつかしの昭和の歌ばかりで。特に探検隊の歌には笑ったなあ。それにしても夏のあらしといいアニメでは昭和ブームがおこっているのでしょうか。
2010年に2期そらのおとしものf放映。1期と同じくエロバカ展開とシリアス展開の融合が絶妙。昭和時代のエンディングも同じく。ラストは原作とけっこう違うみたい。終了時は連載中でしたしね・・。2011年に映画も発表。

そらのおとしもの / 2009年UHF局放映全13話+OVA1話
そらのおとしものf / 2010年UHF局放映全12話
劇場版 そらのおとしもの 時計じかけの哀女神 / 2011年映画100分
堪能度:★★★★☆

RIDEBACK -ライドバック- 

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天才ダンサーの血を受け継ぎ素晴しい才能をもっていたものの怪我でバレエを断念せざるをえず空っぽのまま大学に進学した尾形琳は、人型二輪車ロボット・ライドバックと出会う。
目標を失った主人公の少女が新しい拠り所を得るという話かと思ったら(いや前半はそうなんだけど)途中から学生運動?の戦いの話になっていた。おそらく原作の展開がそうなんだろうけど、そこまで描くならこの話数では詰め込み過ぎの印象が強かったかな。
オープニングを含めたライドバックのスピーディーかつ主人公の華麗な操作とアクション演出は見ごたえがありました。バイクに似た機能とか自在に跳ねる機能とかライドバックの設定もなかなか興味深かったです。

2009年UHF系放映全12話 / 堪能度:★★★☆☆

ささめきこと 

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村雨純夏と風間汐は親友同士。運動能力が高く空手道場の一人娘で背が高くかっこいい系の純夏はふわふわとした可愛らしさを求め空手をやめていた。というのも実は親友である女の子・風間にずっと恋愛感情を抱いており、風間は女の子を恋愛対象と見る女の子で、その好みは「可愛らしい子」だからだ。
また風間は常に純夏以外の誰かに片恋をしその想いを純夏や友人に語り、失恋しては涙を流す。風間の恋が破れるのを望みつつも嘆く風間を見るのは苦しい純夏、という構図。
いわゆる百合のお話かな。萌え云々は少ない真っ向勝負の恋愛物語。舞台が共学だからか女子高の独特の雰囲気や価値観もほぼありません。脇でそれっぽい2人はいるけどね。
原作つきですが、原作より先に視聴したのでどう違うかは不明。
一番感じたのはやはり甘酸っぱい恋の雰囲気がそこかしこにあるなあということでしょうか。ゆったりとした日常風景と想いをつのらせる表情の描写が印象的でした。
その他、経験値不足による思春期の恋愛模様。相手の気持ちを量りかねてじたばたしたりすれちがったりとまどったりする様がよく出てるなあ。このへんの初々しい動作がうまく表現されています。アニメは動くから際だっているというか。
顔のアップなどでいろいろ考えているんだろうなーと思わせる演出は苦手なのですがこのタイトルではあまり感じませんでした。尺が適度だったのか演出がよかったのか。
シリアスというかせつない恋物語が主題ですが、コメディ要素もけっこうあり、退屈しない構成なのが魅力でした。まあコメディは箸休めの役割のみで本筋は魅力的に描かれています。良い原作とその良さをきちんとアニメに焼きなおしたタイトルだなという感じ。
百合ものですが男女の恋愛とあんまかわらない展開だなとも思ったり。好きな子の水着に興奮するってそのまんまじゃ、と(笑)
普通同姓同士の恋愛話ではあっさり両思いになったりするのですがこちらは中々進まないところもリアリティがあって良いなーと。
風間が純夏に対する想いを自覚した・・ようなところで最終回。原作はまだ続いているようですしその兼ね合いもあってここで終わったのかな。2期とかあるのかなあ・・。

2009年テレビ東京系・AT-X放映全13話 / 堪能度:★★★★☆

NEEDLESS 

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第三次世界大戦により東京を中心とする広範囲が炎に包まれその爆心地はブラックスポットと呼ばれる暗黒の土地となった。その苛酷な環境に適合してか特殊な能力を有する人間が登場する。ニードレスと呼ばれる彼らを利用とする製薬会社とそれに対抗する者たちとの戦いの物語。
・・・という世紀末的アクションもの、ですがシリアス一辺倒でなくギャグと萌えとマッチョ美形が突き抜けたアクションを披露するお話。原作の漫画は既読。大体世界観を知っているので話に面喰らうことは少なかったのですがやっぱりはっちゃけてるなーという印象。
原作者の絵はもともとアニメにしやすいしアクティブな展開だったし、イメージの乖離はなかったです。忠実かつそれ以上にキャラを動かしていてこれ以上になく楽しめました。
陳腐になりそうかなーと予想したシリアス展開も演出とか構成がそつなくてほんと良かったです。
主人公は振り回され系純真真面目ショタ、周囲がいろんな意味でばけもんばっかりという人物相関。後に頭脳労働に才能を発揮しますが。
原作でも思ったけど男性キャラは主人公を除きほぼマッチョ、女性キャラは一部を除きロリキャラという清々しいまでに寄っているし、どのキャラも自分の意向に忠実に行動するけれど拍手したくなるくらいで嫌悪感がないところがいいですね。シリアス展開は息を飲むし、そろそろ飽きてきそうというところでギャグを挟むので退屈しません。
女子キャラの萌えぽいポーズとか絵面とかいっぱいあるけど、ぎりっぎり規制手前というかんじでモロな演出よりよっぽどドキドキしたよ(笑)エンディングはもうかっとんでます。大丈夫かね、とちょっと思った。
キャラも話も動きまくるので細かいことを気にせずにぱあっとしたキモチになりたいときにはおすすめの作品。話によってはちょっとムラッ気があるけどね。

2009年AT-X他放映全24話 / 堪能度:★★★★★

DARKER THAN BLACKシリーズ 

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DARKER THAN BLACK黒の契約者
突如として異常領域ヘルス・ゲートが東京の真ん中に出没、人々は不可解なその領域を高い塀で囲い封鎖する以外にできなかった。それと同時に「契約者」と呼ばれる超常の能力を得た人間も現れる。
主人公・契約者を使う組織に所属し隠密活動を行う主人公・中国人の黒(ヘイ)をはじめとする、契約者と人間と世界の話。
契約者というのは1つの能力に特化した異能者で、基本的に感情が希薄で殺人などの行為に対しての罪悪感すら全く持たない。また、能力を行使するための代償に相当する行為を行うこと必要で、内容は個々人で異なる。たとえば指の骨を折る、本のページの端を折る、といった感じで一見発揮される能力とは全く関係ないぽく見えるところが特徴。この設定は、ストレスを軽減するために全く別の行動(たとえば掃除とか)をする代償行為とダブるなあと感じた。
主人公は中国人の黒(ヘイ)。偽名でぼろアパートに住み表では気の弱い留学生、裏は冷淡な工作員というかんじか。契約者、なのだけど冷淡というほどでなく表情は乏しいものの行動などに情と感じるなと思ったらあとからその理由が明確になってきます。
特殊能力とダークシリアスな世界設定とスパイ系な渋い展開。終わってみると救えないエピソードがほとんどだけど描写に手加減があるのと、主人公の立ち位置や行動描写が上手くて視聴後の後味はさほど悪くない。ちょっとビターなダークアクション、かな。
大体2話くらいで1エピソードというのも観やすかった。狭い範囲での人間ドラマを堪能していくうちに物語のからくりも無理なく頭に入る構成なのもよかった。
TV初回未放送の番外編(後にTV放映)の話はちょっとコメディっぽいのはいいんですが、主格の女性の設定に吹いてしまいました。あー、このころにはもうこのテのキャラが登場するようになってたんやね。
2007年TBS系放映全25話+1話

DARKER THAN BLACK流星の双子
続編シリーズ。物語の主格となる少女がもつ流星殻と世界を巡る話。こちらは1本エピソード構成、かな。前作主人公がほとんど悪役ではじまり、1話目で前作のメインがばったばったと倒れるわ、前作のヒロインの立ち位置がシビアすぎる展開でええってなったっけ。
黒と少女と小動物が行動を共にしつつ、いろんな勢力が、前作のヒロインと少女の持つペンダントの石を巡って策謀したり衝突したりというかんじ。
前作に思い入れがあってか個人的に微妙な展開でしたが人物描写がとてもよかったので引き込まれていきました。なんとなくさらに続きがあるかなとおもったけど・・・。
2009年TBS系放映全12話

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 外伝
DARKER THAN BLACK流星の双子のDVD版に収録されたOVA。
時系列的には1期と2期の間の空白期間、2期に詳しく描かれなかった2期の物語の原因たるエピソード。2期を視聴後に観たのでさらにせつなくなってしまった。
2010年OVA30分×4話

堪能度:★★★★★

とある科学の超電磁砲シリーズ 

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とある魔術の禁書目録スピンオフシリーズ。禁書にも登場する学園最強クラスの能力保持者である主人公の女子と彼女の友人たちの日常の中で巻き込まれる能力がらみ事件エピソードを描いたバトルアクションドラマ。
魔術に相対する超能力、そして学園内の能力に関する暗躍が主題のよう。女子高校生のごく普通の日常とか超能力学園都市ならではのせちがらくも重い話とか。バランスよくかつ流麗なアクションが目をひきかなり楽しめた作品の一つ。禁書にも地味にリンクする展開もあったと思います。
能力差を縮めるという怪しいブツの話とか学園内の実験の話とかが印象深かったかな。どのエピソードもはらはらするけど続きが怖くて見たくないってかんじでもなかったのもよかったです。
主人公を信望し百合的な好意もにおわせる黒子のキャラがとにかくツボでした。その強烈かつ絶妙な台詞回しと口調とキャラづくりのためか担当の声優さんは以降、黒子の人という認識が強いという(笑)
オープニング曲は1期・2期ともにテンションが高まるいわゆる神曲の1つ。1期・2期とも24話、OVAは3話。

とある科学の超電磁砲 / 2009年独立局・AT-Xほか放映各全24話
とある科学の超電磁砲S / 2013年独立局・AT-Xほか放映各全24話
OVA3話 / 堪能度:★★★★☆

CANAAN 

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記者志望のマリアとウィルスにより共感覚を持つ鉄の闘争代行人カナンなど、ウーアウイルスとテロ組織のウィルス実験が絡む策謀に関わりまた巻き込まれる人間たちが交錯するハードボイルドアクション。
2年前渋谷でウーアウィルスという殺人ウィルスを使ったテロが起こった世界。そのテロの被害者ながら父親が制作したワクチンで命を取り留めたカメラマン志望の少女・マリアは新聞社の上司とともに上海に訪れ、既知である少女カナンと再会する、というはじまり。
件のテロに使われたウィルス、犯罪組織によりまるごと実験場されたある村が物語のキー。たいていは血を噴出して死亡するが稀に生き延び特殊な身体能力を有する場合があり、カナンもその1人。立ち位置というか生きる場所が違いすぎるカナンとマリアの絆、カナンと犯罪組織のトップの女性との確執、などの人間ドラマと、ウィルスに絡む組織VS主人公側のアクションが物語の二柱、かな。一口で説明できない;
面白いのは、敵味方の図式があるものの、主人公側の人間たち、ウーアウィルスを作りだす組織側の人間たち、それ以外の人間たち、各々ドラマを持っておりそれをきちんと描かれているところ。といってもドラマというほどには深くないのですが、どの登場人物にも感情移入しやすいつくりというか。粘っこくなく記号でもなくいいバランス。
個人的には退屈せず次も見たくなる構成でした。それなりに込み入っていて独特の設定もあれど徐々に解明されていくし、当初は話を追うのが難しいところもあるもののその分人間描写をきっちり魅せているのでそちらに意識をもっていけるという。
あとなんといってもアクションシーンが流麗でものすごく好みでした。カナンの動きが特に好き。エンタメ作品として申し分なく楽しめたタイトルでした。

2009年独立UHF局他放映全13話 / 堪能度:★★★★★

真マジンガー衝撃!Z編 

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往年のアニメ・マジンガーZのリメイク作品。というかアニメと同時期に連載されていた漫画が原作らしい。多分。ゆえに原作者のカラー全開な内容なのかな。
解説の大仰な口調やテンションはレトロな雰囲気を醸し出しており、往年の暑苦・・もとい熱血テンションに減殺のスタイリッシュさを内包させようとしていた模様。とはいえ終わってみれば物語自体も一枚岩ではなくけっこう複雑な相関図でつくりこまれてはいたんだなと思ったり。
昔のアニメって、いたって真面目なストーリー展開でも客観的に観ると突っ込みどころ満載ってパターンでしたが、こちらは作り手がわざと遊びを盛り込んでいるかんじ(視聴側からはやはりツッコミ満載だけど)
一本気で不器用でとこまでも熱いステレオタイプのシリアスかと思いきや今風?コントなコメディシーンがはさんであるあたりは人によっては微妙かも。主人公側もそうだけどアシュラ男爵をはじめ敵側の中堅ボスのアレが特に。しかしあえて言おう個人的には笑えた。爆笑じゃなく苦笑に近いけど。
ツッコミしどうしで1話が終わるかんじで観たなーっていうそれなりに充実した気持ちにはなりました。そう感じるのはもしかするとZというタイトルにあまり思い入れがないせいかもしれませぬ。リメイクというよりパロディ作品を観ているようでした。話はずれるけどOPの熱さは好き。

2009年TV東京系他放映全26話 / 堪能度:★★★★☆

毎日かあさん 

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西原理恵子原作。著者の実体験を元にしたいわゆる親子・子育てアニメ。大体30分枠に4本立てショートネタ構成。
漫画家兼主婦の主人公、娘と息子、そしてたまにふらりと帰ってくる戦場カメラマンの夫と主人公の実母という家族のお話。
ほぼ原作通りの雰囲気とネタ回し。世知辛くもあわただしい子育て奮戦やこどもたちの日常を描いたものもあればしんみりとした雰囲気のエピソードもあり。
総じてテンポがよく観るには楽しいです。せわしないという表現がぴったりくる既存の子育てものとは一見趣が違うようででもやっぱり根幹は同じなのな、とも。手がかかるばっかりと思っていたらふと真理を就いたことを言ったり、いうこときかねーと思っていたらいたわってくれたり。
ナレーションのゆったりとした口調と台詞がうまく合わさっていい意味での脱力感というか傍聴感というかが出ててツボでした。夫婦の馴れ初め話の回は特にそれが光っていたように感じたり。
あと森久美子が歌うオープニングがぴったりすぎる(笑)ビリケンの曲も好きだ。
はじめのうちは園児向けバラエティ的企画との抱き合わせだったような。なんかコロコロと構成が変わる印象が・・気のせいか。
現在本編は終了していますがHello!毎日かあさんという子供向け英語教育番組を放映中。

2009年TV東京系放映全108話 / 堪能度:★★★★☆

鋼殻のレギオス 

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汚染され荒廃した大地の世界。外界は巨大な汚染獣が闊歩しているため人々は自立移動するドーム型都市に暮らしている状態。都市は複数存在し各々の年には都市戦に出る部隊が組織されている。その都市の1つ、ドーム丸々学校という学園都市ツエルニが舞台。
ある事情から故郷を離れ、ずば抜けた能力を持つがその能力と関係ない自分自身の道を見つけるために学園都市にやってきた主人公の少年。しかし主人公の能力を知る会長の奸計で武芸部の、戦力不足の部隊に配属されることになる。学生だけのこの都市では主人公を含め武芸科は戦闘系の特殊能力を持つ面々で構成され実質都市戦のための戦力のよう。
SFとファンタジーに西部っぽい雰囲気をかけあわせたような世界観。そも都市戦は戦争というより勝った都市が資源なり住居範囲なり生存に有利な権利を巡っての戦のよう。また天敵である汚染獣は強大で戦闘専門の武芸者たちが束になってかかっても仕留められるかどうかなので基本的にかち合ったら都市がよけるという方針のようです。まあ作中では回避できず戦闘という展開もままあるのですが。
原作未読なので細かい設定とか勘違いしていたらすいません。内容というか話の流れがスムーズなので概ね原作通り・・なのかなという印象。設定は細かいというかしっかり作られていますね。原作の質が良いんだろうな。人気が高いタイトルだそうですし。
生命維持的にはけっこうハードな世界観ですがドーム内部の日常描写はわりと等身大。絵は概ねレベルが高くバトル描写も流麗かつ派手で見ごたえはあるかんじ。
はじめのほうは世界観と人物たちの行動のスケールがちぐはぐかなと思ったりもしたのですが回が進むほどに広がっていき面白くなってきました。こういう世界設定で学園だけの都市って無理がありそうなとか、天剣の設定は妙に浮いている気がしないでもないですが。自分探しとか青い発言などちとかゆいシーンもありましたが概ね楽しめた印象。

2009年UHF局系放映全24話 / 堪能度:★★★☆☆

秘密結社鷹の爪シリーズ 

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世界征服を目論むベンチャー秘密結社・鷹の爪と正義の味方デラックスファイターとの戦いを描いた「秘密結社 鷹の爪」シリーズ、古墳キャラの若者たちのコメディ「古墳ギャルのCoffy」シリーズの2本立て構成のシリーズ。
普通のアニメじゃないなあと思ったらFLASHで制作されたアニメだそうで。キャラ自体のバリエーションは少なくパタパタアニメみたいな動き。
適当っぽい絵柄ですがこれもデザインとしては高度なんだろうなー。悪の組織と正義の味方の話は、お約束として悪の組織のほうが庶民ぽく正義の味方のほうがえげつない性格。
彼らの脱力系掛け合い漫才はテンポが速くて飽きないし、妙に単調な台詞の口調がまた良い。
古墳を模したキャラたちのシリーズはいろんな意味で衝撃でした。古墳をキャラ化するという発想がすごすぎる。そして妙に古墳薀蓄が織り込まれているのが笑える。主人公の古墳ギャルの台詞が超早くて声優さんすげえと感心したっけな。TVの1期と2期では担当替わってるけども。ネタだろうけど2期の声優交代の理由の台詞がなんかせつなかった。あと映画のときも。
どちらも強者と弱者がおり強者に弱者がいろんな意味で振り回されるという昔ながらのギャグコメディの基本を押さえてある内容。淡々としたノリゆえかあまり嫌度はないところが好みでした。

THE FROGMAN SHOW(第1期) 2006年テレビ朝日系放映 全12話+番外編4話
秘密結社鷹の爪 カウントダウン(第2期) 2009年テレビ朝日系放映全11話+番外編5話
秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 〜総統は二度死ぬ〜2007年映画
秘密結社鷹の爪 THE MOVIE2 〜私を愛した黒烏龍茶〜2008年映画
秘密結社鷹の爪 THE MOVIE3 〜http:// 鷹の爪.jpは永遠に〜2010年映画
秘密結社鷹の爪 THE MOVIE4 カスペルスキーを持つ男 2010年映画(OVA)

あにゃまる探偵キルミンずぅ 

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自然豊かな都市に住むリコ・リム・ナギサの三姉妹。リコとリムはある日猫を追いかけて屋根裏の隠し部屋を見つける。そこで可愛いコンパクトを広いそこに書かれている文字に従うと猫の着ぐるみ姿になり身体能力も猫並みになってしまう。
低年齢層の女子が変身して活躍するという話ですが、魔女っ子ではなく動物の姿になるというところがユニーク。ちなみに動物の着ぐるみの姿が1段階さらに進むと動物そのものの姿にという設定も。あと回が進むと男子バージョンもあります。
エコというか環境支配と環境保護の対立という図式も絡めているようなので、それに連動して動物変化という設定にしているのかも。
内容は当初は身の回りの事件を解決する展開、後に大きな敵と戦うという展開かな。敵といっても主人公たちのクラスメイトの親で、魔女っ子の敵とは微妙にちがうというか、目的が大企業の目論見みたいな感じで現実的な理由というか。敵というよりライバルみたいなかんじ?うまく言えない;
ちょっと天然の主人公、イケメンだけど年相応の単純さと活発さを持つ人気の男子、それに片恋するセレブで自意識の高い(実は敵側の)女子の低年齢層の恋のトライアングル?なラブコメ的展開もあり。この辺の描写は低年齢層のベタでリアルな人間関係だなあと。いろんな意味でなつかしさを覚えるというか(笑)
絵本見たいなメルヘンで等身の低い絵柄、低年齢層向けな可愛らしい話ながら堅実でメッセージ性もある構成。1こ1このエピソードはそう複雑ではなくさりとてご都合主義のはしょった感がないところが好印象。それなりに大人との会話で議論できるこどもを持つ親子で楽しむタイプのお話かなあと。
余談ですが条件で動物化できずさりげに仲間はずれなかんじの博識秀才タイプの眼鏡の男の子の、みんなといっしょじゃないがっかり感は共感した。あとオープニング曲がものすごくインパクトがあったり。2回聞いただけで脳内リピート率が半端なかった。

2009年テレビ東京系放映全50話 / 堪能度:★★★☆☆

聖剣の刀鍛冶 

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聖剣の刀鍛冶と書いてせいけんのブラックスミスと読む。
元貴族令嬢で騎士団員の少女は父から受け継いだ古い剣を鍛えられる鍛冶屋を探していたところ、町中で暴れていた人間を剣で撃退する青年と出会うことから始まるファンタジーもの。件の青年が少女が探していた刀鍛冶でありという展開ですな。
剣と魔法のファンタジー世界で、剣と鍛冶に主をおいた話はちょっと珍しいなと思うが、ストーリー自体は割と王道というかベタな展開。
とはいえ退屈はせず、楽しめる内容なのだが話数がもうちょっと合ったら良かったかもとも感じる構成だった。作画は剣による殺陣は動きが良くなかなか見応えがあった。しかしあくまで個人の好みなのだがキャラはあんまり可愛いと思えなかったなあ。突き抜けた萌え絵を見すぎた弊害だろうか;

2009年AT-X他放映全12話 / 堪能度:★★★☆☆

11eyes(イレブンアイズ) 

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赤い月の夜の出現により平穏な生活は一変する。姉の自殺と見えぬ右目の真相、遅い来る異形の者たちの目的とは。
姉が目前で自殺するというトラウマから心を閉ざしていた少年カケルは献身的な幼馴染の少女ゆかの助けもあり数年後には幼馴染をはじめとし気の知れた友人にも恵まれ穏やかな学園生活を過ごしていた。しかしかけるとゆかが下校中、突然かけるの見えない右目が痛んだかと思うと周辺が赤に染まった世界に変わり異形の化け物が2人を襲う。
まさに突然に状況が動きそしてすぐに戻る。何かに巻き込まれたのだが真相が当事者に見えないタイプのシリアスアクション。と予測できるものの状況描写が唐突すぎてあまりにも現実味が薄くなじみにくかったというのが正直な感想。
その後それなりに事情を知る人間と出会うものの彼らも根っこのところはわからず精神的に心もとない展開に。まあそれが醍醐味ではあるのですが。
キャラアニメに洒落にならない命の危機という要素を加味した記号的なアレかと思ったのですが後半は面白くなっていったかな。特に純朴な幼馴染の少女の隠れた主人公への執着と狂気の描写は興味深かったかも。とはいえやはり人間描写は薄いと感じざるを得ないんですが。
現実と非現実が交互で切り替わりが早い設定なんだからもうちょいその対比を強められたら良かったんですが。現実の主要人物の設定がかなりぶっとんでて現実での彼らの生活観すら非現実っぽいというか・・うまくいえない。
画面的には割と見ごたえがあるけど話運びはちょっとしっくりこないというかんじ。人物設定に懲りすぎた印象も。

2009年UHF局他放映全13話 / 堪能度:★★★☆☆

にゃんこい! 

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猫地蔵の首をもいでしまったために呪いをうけてしまった猫アレルギーの潤平。ほうっておくと猫になってしまう呪いを解くには猫たちの願いをかなえなくてはならないという。
できることなら猫との接触を回避したいアレルギー持ちの主人公が猫としょっちゅう関わらねばならないという不憫設定。ちなみに願いを聞く必要性からか、主人公は猫の言葉がわかります。
最初の猫の依頼をきっかけに主人公は片思いの相手・楓と親しくなる。幼馴染やら楓の先輩やらツインテール双子やら徐々に主人公に関わる女の子が増えていくわけですね。スパイス?として迷子気質の郵便局員のお姉さんも。
つまるところ猫関連のファンタジー要素を省けば人間関係はもろハーレムラブコメといっていいです。正直ハーレム恋愛ものは苦手分野なのですがこのタイトルは素直に楽しめました。
とてもテンポの良い展開スピードなんですよね。マシンガンのようなノリの良い台詞の応酬とキレの良い演出、話の流れのスムーズさ、ほぼ1話で1つのエピソードを消化する構成だからか。
あと猫トラブルがあるから恋愛模様一色というわけじゃないからかな。まあ恋愛エピソードもドタバタコメディらしい演出はあっても、ありえない展開だとは感じないというのもあります。主人公や女の子たちの悩みや困惑、ときめきといった心情演出がくどくないのと、その根幹がリアルな内容だからかな。要するにみんな心根の優しいキャラだから安心して観れるということか。
コメディは怒涛の展開で笑えるし恋愛モードは素直に女の子たちは可愛いなあと感じました。あと登場する猫たちが愛らしくてもう。そして主人公の家族のノリの良さも(笑)
それにしてもツインテールというのはツンデレかヤンデレというのはデフォルトなのか・・。

2009年TBS系放映全12話 / 堪能度:★★★★☆

生徒会の一存 シリーズ 

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人気投票で選ばれる生徒会役員の女子生徒たちと、猛勉強の末優良枠で役員となった男子生徒で構成される生徒会の日常を綴った学園コメディ。
複数の美少女な女子生徒と1人のエロ系男子生徒で構成される生徒会。基本的に生徒会らしい業務はなく、漫画的トラブル発生による面々の行動などが1話完結タイプで展開されるという構成。
こどもにしか見えない生徒会長をはじめとし一癖も二癖もある登場人物たちによるやりとりがメインですね。ハーレム願望の強い主人公は憎めませんがうざいところがあるのも確かで(笑)
可愛らしい絵だし展開の端々にパロディが満載で会話のテンポが良いところは実に好みでした。
しかし記号のようなキャラ設定なのでいまいちはまりこめず。展開がかしましいので退屈はしないタイトルではありますが。
2期も発表されました。個人的には1期より面白かったという。キャラが把握できてから観たからかな。実は本編より、CMのたららったら~♪生徒会の一存はレベルがあがったという台詞が一番印象に残っているという(笑)あのCM地味に好き。

生徒会の一存 / 2009年UHF系放映全12話
生徒会の一存 Lv.2 / 2013年AT-X他放映全10話+OVA1話
堪能度:★★★☆☆

けんぷファー 

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同名ライトノベル原作。普通の男子高生・瀬能ナツルは、ある朝、目が覚めると女になっていた。そして臓物アニマルのぬいぐるみがしゃべり「ケンプファーとして戦え」と告げられる。
臓物アニマルシリーズのぬいぐるみがその持ち主たるケンプファーのナビ役になっている。ケンプファーになった人物は特定の色の腕輪を嵌められ特殊能力を与えられ、自分と違う色の腕輪のケンプファーと戦うというシステムのよう。どういうわけかケンプファーは女性限定ということで男である主人公はバトルモードになると女性に変身するという設定。
主人公はわけがわからないまま戦いに巻き込まれていくわけですが、バトル込み萌え系学園ラブコメといった感じの内容。1人の男子主人公と、憧れの女の子、怜悧な生徒会長、眼鏡娘、幼馴染と女子面々が取り囲む定番のスタイルでもあり。
主人公が憧れる女性は主人公の女性版に好意を持ち男性版にはいっそすがすがしいほど興味を示さない、主人公と同じ腕輪の眼鏡娘はあからさまに主人公に好意を抱いているが主人公は別の女性一筋、などなど一方通行だったり他者に振り回されたりといった人間関係が見所か。
本来男子の主人公が、女性体になれることもあり女子部に入るという展開など、百合要素や男性向け萌え要素、ちょっときわどい演出などもふんだんにあり、いまどきな話だなあという印象をうけました。
キャラつくりはあからさまな萌えものより血が通っているかんじ。恋愛感情ややりとりの演出とかね。個人的に意外な人物の本性が明らかになっていく終盤の展開はけっこう楽しめました。

2009年AT-X・BS-TBS他放映全12話 / 堪能度:★★★☆☆

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ミラクル☆トレイン~大江戸線へようこそ~をAmazonで見る

一人の悩みを持つ淑女が改札を通ると不思議な奇跡の電車に出会うことがある。東京地下鉄大江戸線「六本木」「都庁前」「新宿」「月島」「汐留」「両国」の6人の「駅」である美男子が彼女たちの悩みを解決する。
東京地下鉄大江戸線の6つの駅の擬人化ファンタジックストーリー。
駅の擬人たちが一人の女性の悩みを解決するという設定なので、彼らはもれなくイケメンでホスト並の女性のエスコート能力を有しております。といっても美形ぞろいというわけでもなくいかにも男の子っぽいタイプもいますが。
女性向けアイドル系の話かなーと思っていたらそれだけでなく大江戸線界隈の薀蓄や駅の歴史ネタも織り込まれていてこの辺がちょっと斬新でした。トリビアネタが好きなもので。擬人化あなどりがたし(笑)
このタイトルって二次元イケメン好き女子をターゲットにするにはキャラたちが徹底していないような気がしますし薀蓄ネタがけっこう目立つので鉄も意識してるようでもあり、ちょっといろいろ要素を詰め込んで昇華しきれていない気がしたり。
擬人化の魅力である、擬人対象の特質がキャラ設定に反映しているという点では秀逸かなと感じました。

2009年テレビ東京系全13話 / 堪能度:★★★☆☆