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同名ラノベコミカライズ。一人暮らし男子が親公認の幼馴染み女子に世話を焼いてもらっている。
彼女はスペックが高いのだが、料理の腕が壊滅的に・・メシマズ、という話。
日常生活の面倒を見て貰うということは料理は避けて通れないところ。
ヒロインは料理の腕というより食材の組み合わせが一般人にとっては凶悪。
とはいえ、身体に害を及ぼすに至るほどでもない微妙なラインという・・その意味でも凶悪。
当人が味音痴な上レシピ通りに作らないという定番のよう。
ヒロインも主人公が自分の料理を美味しくないと思っていることを知っており、
それを攻めず、精進する良い子なだけに主人公も辛いところ。
話が進むと、このメインヒロイン以外に味の無いイギリス料理を作る英国女子や
辛み味を好む女子、あと主人公の姉も登場していく。
キャラが可愛く活き活きしており、主人公のマズメシ描写の演出もメリハリがあって秀逸で楽しい。
1巻はかなり面白かったのだが、2巻になると面白さが少々失速した印象。

原作:高野小鹿 漫画:rin
角川コミックスエース全2巻 / 角川書店
ジャンル:少年・ラブコメ /好み度:★★★★☆

あしがる ゴツボ×リュウジ 

高校の入学式当日、遅刻した主人公の新入生女子は同じく遅刻中で新入生のサッカーボールを蹴る女子と遭遇する。大変わかりやすい理由で高校デビューを目論む主人公は、別のベクトルで高校入学を機に変わりたいと臨む相手と意気投合し、サッカーでデビューを果たそうとするのだが。
著者のカラー全開の女子サッカー青春学園コメディ。
望みに向けて方向性はともかく情熱は一直線が傍目から見ても明白なかしましい主人公と、一見クールなボーイッシュ美少女だけど変化を望むが未練もたらたらのサッカー女子の対比が絶妙だし、主人公が一目で憧れる男性教諭、主人公の友人達ともなんとはなしにゆるいというか軽いというか適当さが多分にあるキャラが良い。
相変わらず退屈できないたたみかけるような人物同士の掛け合いとセンスの良い軽快なネームが好み。
展開が行き当たりばったりなような勢いがあるが、このへんちゃんと計算されているんだろうなあ。
著者は男子サッカーを主題とした作品を発表しているがこの作品はリンクしているのかな?
前作の高校名とかキャラ名とか全く覚えてない。ごめん;舞台は同じく琵琶湖の北のようだが。
気軽に読めてコスパが良い、楽しい時に覚えるワックワクする高揚感を堪能出来る。

ゴツボ×リュウジ
角川コミックスエース全3巻 / 角川書店
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★★☆

花子と寓話のテラー えすのサカエ 

口避け女・ベッドの下の男といった都市伝説の怪物たち。
本当にあるかもしれないと思った瞬間に、噂でしかなかった怪物立ちは現実となり脅威となる。
都市伝説に纏わるトラブルを解決する「寓話探偵」の青年と、相棒である「トイレの花子さん」
、そしてある事件から二人の事務所に加わる女子高生の物語。
都市伝説を主題としたホラーアクションといったところか。有名な都市伝説をモチーフとした
事件エピソードの後、探偵の青年や花子さんの過去や秘密、女子高生自身の話など突っ込んだ話
になっていく。
どの話も人の心の深淵が主題となっているのでやるせなさが残るラストが多めだが
ライトなノリのエピソードもあるにはある。どのエピソードも物語としては良く出来ていると思う。
未来日記より前の作品なので、絵の古めかしさがあるがこっちのほうが話はわかりやすかったかなあ。
話が佳境になっていくとけっこう複雑になっていくけども。
各エピソードの終わりに出るチューリップみたいな造形は物語の肝に繋がっている構成も心憎いかんじ。
余談の余談ですが、ベッドの下の男と試着室の人さらいの都市伝説は、口伝ではなく某漫画家の
同人誌のフリートークから知りました。事実ではなく都市伝説と知ったのは数年後で、
事実だと思い込んでいたのでびっくりした記憶があります。

完全版 花子と寓話のテラー
角川コミックスエース全3巻 / 角川書店
ジャンル:少年漫画・ホラーミステリ / 好み度:★★★☆☆

Flower他短文感想 

Spotted Flower 1 (楽園コミックス)Spotted Flower 1 (楽園コミックス)
ヲタクの夫と非ヲタの妊婦の妻の日常を描いたお話。基本、夫婦の会話とかやりとりとかがメインの限定された舞台で繰り広げられる。ヲタク男子が家庭を持った場合のとあるケースというかんじ?妊娠中の妻に振り回される夫、夫に趣味を貫かれる妻。夫キャラに対してまた妻キャラに対して、あるあると思ったりあちゃーと感じたりと双方の感じ方に微妙に共感してしまう不思議。構成的には妻側が主格っぽいけど内容は夫側っぽくもある。不思議。複数巻。

大きい女の子は好きですか? 1 (バンブーコミックス)大きい女の子は好きですか? 1 (バンブーコミックス)
姉にそそのかされ、大学女子バレーボール部の寮長兼監督となった青年と部員達によるスポ根&セクシー漫画といったところか。主人公は背が低いためほぼ背の高い部員達のおもちゃ状態。ラッキースケベ系というか、受難系というか。絵柄もあってわりとハートフルっぽい雰囲気。大柄女子と豊かな乳がお好みの人にはドストライクかと。複数巻。

ぼっち日和。。他3件 

ぼっち日和。。: 1 (REXコミックス)
今村朝希
ぼっち日和。。をAmazonで検索する
クールビューティ的容姿の主人公の女子は仏頂面が災いしてか周囲から一歩置かれるが、実は可愛いもの大好きで、親しい友人との交流を望むがままならない日々。そんな中、部員勧誘で入った煎茶道部の部長はネズミの妖精だった、というはじまりのハートフル漫画。周囲には嫌われているわけではなく、むしろ畏怖というか憧れ的存在である模様。部に入ったことを皮切りに様々なタイプの女子と知り合う中で、少しずつ前進していくスクールライフストーリー。可愛い絵柄といいファンシーな設定にふわふわなキャラ同士の絡みや話運びといい、少年というより少女漫画系統だと思うのだが・・。萌えジャンル作品とみればいいのか。複数巻。

TRUST!-蒼空のたすき- : 1 (アクションコミックス)
井上正治
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走るのが好きだが持病のため運動を禁じられていた中学性男子の主人公、一方で高校生の兄はチチの指導の下有望な駅伝走者で代表選手となる。そんな中、主人公は隠れて練習し中学の大会で好成績を修め兄と同じ学校に、と考える中、事故で父親は死亡し兄は再起不能となる。急転直下な冒頭、往年のドラマを彷彿とさせる構成はドラマチックな分中だるみはないが古い印象も覚える。スポーツに興味が薄いので個人的には可も無く不可も無くだが、構成は悪くないと思う。

火葬場のない町に鐘が鳴る時(1) (ヤングマガジンコミックス)
和夏弘雨 碧海景
火葬場のない町に鐘が鳴る時をAmazonで検索する
10年ぶりに故郷に帰る青年が主人公。夜の習わしに慣れればいい町だという彼の父。その町では夕方の6時になると不穏な鐘の音が鳴り、夜明けまでは外に出ては行けないという不文律があった。主人公は青年は知らずに破ってしまい、冥奴様と呼ばれる得たいの知れない化け物と遭遇する。山間の田舎町を舞台にしたサバイバルホラーというかホラーファンタジーというかな話。構成としてはありがちというか目新しさを感じないとはいえ奇怪な存在と発現するルールの妙が巧く、先が気になる話ではあると思う。

ささみさん@がんばらない (少年サンデーコミックス)をAmazonで見る
日日日 西川彰 左
ラノベ原作。ひきこもり少女の主人公、主人公に惜しみない愛情と服従を注ぐ「お兄ちゃん」、と特殊な能力を持つ三姉妹を巡る神さまのお話。ネタばれするとメインキャラはほぼ神様であり、ドタバタラブ&日常コメディものと見せかけて神道系ファンタジーものという異色の設定。ゆるくもシビア、グダグダかつシリアスな物語。アニメ視聴後に読了したのだがなんか微妙に人物相関が違うかんじ。こちらが原作準拠なのかな。サンデーレーベルだからなのか、キャラの可愛さだけでなくストーリーをきっちり魅せる構成なのが良い。複数巻。★★★☆☆

ゴールデンタイム(電撃コミックス)をAmazonで見る
竹宮 ゆゆこ 駒都 えーじ
ラノベ原作キャンパスライフストーリー。一定期間の記憶を無くした主人公の男子は大学入学の日に同じ新入生の男子と意気投合する。親しくなった男子にはほぼストーカーと言って良いほど執着されている高スペックの婚約者がいた。追いかけてきた婚約者の女性と交流を持つようになる主人公だが・・。一風変わった青春ドラマというかんじか。あとすこしふしぎ要素も入っているけど1巻ではそのあたりは不明瞭。大学内勧誘のエピソードは何度見ても恐怖しかない(汗)アニメ視聴後読了。それを差し引いても作画は絵がとても綺麗で漫画としても読みやすい。話の組み立てと人物相関が適度にややこしくて読み応えがある。物語としては秀逸だと思うので読み進めていきたい。★★★☆☆

生徒会探偵キリカ (シリウスコミックス)をAmazonで検索する
杉井光 YUI ぽんかん8
基本的には学園探偵モノのラノベコミカライズ。ラノベ学園×生徒会モノらしく突き抜けたキャラがほとんどで、1巻は生徒会役員など奇抜な周囲に振り回される主人公を描くかんじ。推理要素もあるにはあるが2巻以降に多くなっていくのか。主人公と会長をはじめとした学園青春モノの要素のほうが濃いのかも。個人的には話はまずまず面白いのだが、ラノベらしい突き抜けたキャラ設定に少々胃がもたれる。複数巻。★★★☆☆

高校生の日常と青春を、薄く繊細に緩く描いたオム二バス作品集。
主人公を定めないオムニバス構成だが一貫性があるよーなないよーな。
一応女子高校生を主格としているのかな。
1巻目は放課後ロスト・ウォーキング ウィズ ア フレンド・緑雨・blue imaginary birds収録。
ごくごく平坦な学校生活の中に爪で引っかけたような変化があったりきっかけがあったりして
水面の波紋のような緩やかな出来事と心情を綴るといったかんじの内容。
正直、語彙が少ないので面白さや良さを伝えられないが、奇妙で不思議な魅力があるのは確か。
センシティブというか思春期特有の惑いというか。どの登場人物も感情を激しく出すタイプでは
ないのでその凪のような作風が印象に深く残る。
理屈じゃなく感性に訴えるタイプの作品と言うべきか。

五十嵐藍
ヤングエースコミックス全4巻 / 角川書店
ジャンル:青年・青春 / 好み度:★★★★☆


パズル 山田悠介 三部けい 

進学校で女性教諭が武装集団に捕縛され、集団のトップらしき人物は、
特に優秀な生徒が集められている特別学級の生徒達にあるゲームを持ちかける。
昨今多く出ている強制的、かつある一定のルールに基づく理不尽ゲームに近いが、
ある条件下の生徒を対象に、かつ参加は自由というちょっとテイストが違うはじまり。
報酬は教諭の解放で、冒頭の教諭の言動や自由参加というのもあり、一見誰も参加しなさそう
ではあったが、それでも数人が集まりゲームが開始される。
ゲームの方法は校舎内に隠されたパズルのピース200個を集め絵を完成させること。
一見難解そうだがわりとあっさり集められていく。
当初はバラバラだった参加者は、ピースを集めることよりも犯人の意図と目的のほうが
重要というか意味がありそうで、それを突き止めるため団結していくかんじかな。
各方面の名言の台詞が多くそれにより話を進める構成。他作品でもたまに見かけるけど
これが初めなのかな。
小説のコミカライズだが展開は原作と違うらしい。三部けい自身けっこうこの種の
サスペンスを描く人なので期待する。

原作:山田悠介 漫画:三部けい
角川コミックスエース全2巻 / 角川書店
ジャンル:サスペンスミステリ・青年 / 好み度:★★★☆☆

Amazon
天賀井さんは案外ふつうをAmazonで見る

かつて二人の化け物が住んでいたという伝説を持つ市を舞台にしたファンタジカルダークめミステリ。
転校生の天賀井さんは自己紹介で、親からアドバイスにあった、この土地にやってきた理由を話す。それはドン引く内容でクラスメイトから遠巻きにされてしまう。
その内容は、実兄がある殺人事件の容疑者とされ危険性があるので座敷牢にいるものの、犯人は別にいそうで兄の無実を晴らすため、関連があるとされるこの市で調査するためにやってきたという・・。そら引く。
それだけなら普通のミステリともいえるが舞台となる土地は二匹の化け物がいたという伝説がありしかもその二匹の遺体をばらしてご利益のある神体として市の一般家庭に保管されている。そしてその神体を管理するのがヒロインが転校してきた学校の部という意外過ぎる設定が明らかになる。
それ以外にも驚く設定がポンポン出てきておなか一杯。だがそれらが意外性だけでなく物語になじんでいるあたりはさすがと言おうか。
おとぎ話を下敷きにしたミステリ、ではなくおとぎ話はとっかかりで展開は別ベクトルに進めているあたりも興味深い内容となっている。
この原作者のミステリは根幹はきっちりミステリだけど遠すぎる組み合わせを突っ込んでくるから目が離せないんだよなあ。
ただ1巻ごとの話の進み具合がゆっくりめで、個人的には完結後にまとめて読み、結末を知ってから初めのほうから読み返したいタイプの話ではある。

原作:城平京  漫画:水野英多
ガンガンコミックス全4巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ミステリ・SF /好み度:★★★★☆

キング・オブ・アイドル 若木民喜 

アイドルを目指して無垢そうな主人公が上京するところからはじまるアイドル成長物語。
その過程で出会う同じ道を行く少女たちとの交流がメインのようです。
主人公の声には特殊な力があり、元伝説のアイドルだった母を目標に・・というかんじかな。
クイーンじゃなくてキングなのはなぜ?と思っていたらそういうことか~。
察しのよい読み手なら表紙でもわかりそうだけどネタばらしされるまでわかりませんでした。
アイドルものだけど、著者らしく?ファンタジーな設定がある模様。
そして微えろ含みのラブコメ要素もきっちりとある模様。
著者の作風のいい部分が自然に描かれている作品という印象を受ける。
アイドル&ラブコメが好きな、というか著者のラブコメが好きな人にはストライクな話かと。

若木民喜
少年サンデーコミックス1~ / 小学館
ジャンル:少年・ラブコメ・業界 / 好み度:★★★☆☆


君はラーメン屋で恋をする (MFC)

4人の女子高校生によるラーメンに関連する恋模様を描いたオムニバス作品集。
気になる女子にデートのお誘いだと胸が高鳴るもその先は行列ラーメン店だったんだけど・・みたいなラブコメ短編が8編くらいで構成されている。同人誌から商業出版したみたい。有名ラーメン店、カップ麺、出前など様々なラーメンに纏わるシチュエーションで展開されるほっこりと可愛らしい恋愛模様。
女子達のラーメンを美味しそうに食べる画も良いですな。絵柄は男子向けっぽいけど内容は少女漫画に近いかも。まあ昨今境界は曖昧になってますが。

茉崎ミユキ
メディアファクトリーコミックス全1巻 / メディアファクトリー
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆


サクラ*ナデシコ 葉賀ユイ 

アイドルを目指す幼馴染みで恋人同士の女子二人が、特殊カリキュラムの女子アカデミーに入学する。
異色の花園系学園コメディ。
ロッテのおもちゃの著者の作品。絵柄は可愛く画面構成も線画の処理も丁寧で画面は見応えがある。
内容的にはアイドルを目指す仲良し幼馴染み女子ふたりを中心とした女子校学園物語。
設定は、このレーベルによくある要素を出来うる限り
ぶっ込んでみましたという印象の強いカオスというか闇鍋状態。
一辺倒な教育ではなく個々の突出した才能を伸ばす系の設定なので学園自体いろいろと自由で規格外、
新しく部を立ち上げ仲間を集める、主人公たちはガチ百合、
主人公のひとりがある条件下でのふたなり、生徒会長側の画策などなど。
主人公たちの目的が目的だけにアイドル成長物語かと思ったらそれだけじゃないというか、
それがメインじゃない?みたいな展開になっているような・・。読み込みが足りないのかな;
設定と要素が懲りすぎてちょっと疲れてしまったというのが正直な感想。
あとけっこうコアな下ネタが多いかもしれない。可愛い絵柄だから直球さは薄まっているけれど。
詰め込み度から見るとコスパはいいと思う。
複数巻。

葉賀ユイ
電撃ネクストコミックス全3巻 / アスキーメディアワークス
ジャンル:青年・学園・萌え / 好み度:★★☆☆☆

恋と嘘 ムサヲ 

恋と嘘(1) (講談社コミックス)
ムサヲ
発売日:2015-01-09


少子化対策として政府が個々人の最良の結婚相手をマッチングする制度がある世界。
そんな時代に生きる高校生たちの恋愛コメディ。
要するに政府が見合い相手を提示する制度でいいのかな。
主人公の男子高校生は、前々から気になる女子が、結婚相手と出て喜ぶ・・が
直後に別の相手が提示されるというはじまり。
このエピソードで、なにかしらのからくりというか手心みたいなものがありそうな
かんじなのだが、その謎については追究されず、
マッチングされた以外の相手との恋愛物語といった展開になっていく。
決められた相手と成就するか心が動いた相手と成就するか、ということなのかしらん。
周囲に決められた相手以外との恋愛模様という構図は、未来SF設定の話や
明治などレトロな時代においての許嫁云々と同じなわけで、特別珍しくはないと思う。
恋愛展開とか揺れ動くキャラ各々の心情描写が軸だし興味深い展開ではあるが、
先の通知エラーみたいなのが気になって話に集中できないという;
まあラスト近くの盛り上がりのためにそのあたりの伏線は回収されるんだろうけど。

ムサヲ
少年マガジンコミックス1~ / 講談社
ジャンル:少年・恋愛 / 好み度:★★★☆☆

黒の探偵 日丘円 


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気弱な少年は、ひょんなことからほとんどだまし討ちのように高校生探偵の助手になってしまう。
推理力は高いが腹黒で毒舌な高校生探偵と、人が良すぎる気質の少年による推理もの。
探偵は推理力もさることながら犯人を心理的に追い込む容赦のなさも高い。
一方でそんな探偵に無茶ブリの理論で助手としてこき使われる少年はなし崩しに探偵と行動を共にする。
後に探偵にストーカーをする少女は情報屋の役どころとなり探偵ものの体裁が整っていく。
推理サイドは対極の気質や性質を主題とした事件エピソードが軸となる。
難解というほどでもないので物足りない人もいるかもだが、
個人的にはいい案配のライトさ。思ったよりも楽しめた。
伏線であろう、探偵が長期間追いかけているとみられる事件の存在も垣間見られる
ので続きも読みたくなってくる構成ではある。

日丘円
ガンガンコミックス全7巻 / スクウェアエニックス
ジャンル:少年・ミステリ / 好み度:★★★★☆

HUNGRY JOKER 田畠裕基 


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少年の科学者とメガネっ娘の助手が、光る死体が発見された事件で呼び出されたことから始まる話。
少年科学者は記憶喪失であり、記憶の手がかりは彼の持つ黒いりんごと光る死体の山の記憶だった。
そんな過去が語られていた中、二人は自身を神と呼ぶ者に襲撃を受ける。
詰まるところそのリンゴは適合者が口にするとそれに由来する特定の能力を出せる代物である
ことがわかる。そして科学者は助手を連れて別のアイテムがある英国へ飛び、
二人が出会った神と戦う組織に招かれる。
ニュートンのりんごで重力系など大発見をした科学者の業績に関わるアイテムが肝のよう。
それなりに科学的な知識も設定に盛り込んでいるが、
内容的にはド直球のジャンプ的アクションバトルもの。
主人公が重力系を使うため空間を活かしたバトル描写が興味深かった。
朴念仁の少年と普通の女子の会話も妙にツボだった。
定番中の定番な展開ゆえに設定の秀逸さとかキャラへの傾倒がミソとなるタイプかも。
個人的にはどちらも好みだったので楽しめたがそうでないなら他作品との差がないかもしれない。

田畠裕基
ジャンプコミックス全3巻 / 集英社
ジャンル:少年・アクション / 好み度:★★★☆☆


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参加人数が膨大な国民的SNSが存在する社会。
主人公ももれなく使っていたが、突如そのSNSの世界に吸い込まれ、
SNSの特性を活かしたデスゲームを強要されるというサスペンス。
物語的には三部作で各々主人公が違う。
舞台となるSNSはラインとかFBとか実在するSNSの機能を全部合わせたかんじ。
ピエロのようなアバターがゲームを進行する。
フォロワーが0になるとどういうシステムなのか仮想空間?にいる人間は
現実でも死んでしまい、空間内で行われるゲームに負けると当人はおろか
そのフォロワーも死亡するというルールが提示される。
ゲームはSNSの機能とネットでの人間関係を取り入れた内容となっている。
現実に繋がりはなくSNSでのみ繋がっている関係の脆弱さを
浮き彫りにしネット社会における特徴を突きに突いた展開。
詰みしかないやろとしか思えないし、主要人物以外の
ゲームを行う生存者の雑魚ぷりに現実味を感じなかったり;
細かい違和感を覚えたが、デスゲームにおける緊張感と知略を巡らす過程は興味深い。
どんでん返しというか後出しの主人公たちの設定にびっくりするが怒濤の展開を
魅せるサスペンスという点では秀逸かと。

原作:オクショウ / 漫画:渡辺静
少年マガジンコミックス全24巻 / 講談社
ジャンル:少年・サスペンス / 好み度:★★★☆☆


ブラック・ブレット (電撃コミックスNEXT) もりのほん,神崎 紫電,鵜飼 沙樹
人間を怪物化する寄生生物が出現し人類の9割が死滅した世界。寄生生物絡みの事件を解決する民間警備会社が存在する。構成員は、寄生生物の力を無効化する金属で出来た弾丸の銃を持つ者と、寄生生物に冒されつつも抑制因子を持つこどもの二人一組で怪物化した人間に対峙する設定。ラノベ原作アニメ化され、アニメを視聴済。作画は絶品。アクション描写もキャラの活き活きとした動きも申し分ない。元々がヘビーでシリアスでやるせない展開が続くので苦手なのだがラノベコミカライズとしては秀逸。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic(サンデーGXコミックス)  渡航 , 伊緒直道 , ぽんかん8
同名ラノベコミカライズ。友人を作ろうとも思わないひねくれた男子高校生は、女性教諭にほぼ無理矢理に奉仕部と呼ばれる部に加入させられる。その部は優等生の帰国子女の女子高生が一人運営し、部活動は、生徒らの自己改革を促し悩みを解決するための相談を請け負うというものだった。独特の部活動を基軸とした学園青春ラブコメ。ひねくれた主人公と癖のあるヒロインたち。絵は可愛くて読みやすく、原作を知らずとも楽しめる構成は秀逸。教師の世代のアニメ知識が懐かしい。複数巻。


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。妄言録 (ビッグガンガンコミックス) 渡 航,ぽんかん ,佳月玲茅 (著)
同名ラノベコミカライズ。コミカライズガンガン版といったほうがいいのか。原作というよりアニメを基軸としている?でも読んでみるとあんまり変わらないという。すみません流して読んだので違いがわかりませぬ。こちらの作画担当の絵柄は青春少年漫画っぽいというか柔らかめというか。凝った画面構成ではないので話を思い出したり追ったりするにはいい。まあ可も無く不可も無くの一言に尽きる。


武装少女マキャヴェリズムをAmzazonで見る

女子は武装を許され男子は支配される学園を舞台にしたバトルアクション。
他校で問題を起こした男子を受け入れ、武装した女子による「共生」と呼ばれる矯正を行う。
そんな学園に単身で不良集団を病院送りにした主人公の男子が転校してくるところから始まる。
不遜で飄々としたキャラ、独自の戦闘技術を持つ主人公と、
武装女子の頂点として天下五剣と呼ばれる5人の女子との戦いを描く。
また天下五剣のメンバーと戦い勝った「女帝」と呼ばれる女性が重要なファクターで、
彼女は主人公と因縁があり、こちらも物語の主軸のよう。
しなこいっと同じ世界観らしい。
剣技の蘊蓄が濃くてやたら説明やモノローグ文字が多いバトルアクションだが
個人的にはこちらのほうが好みかも。少々くどさはあるけども。
作風としてラブコメ要素も多分にあるのだが、キャラに愛着を感じたためか
演出が自分に合っているのか他作品より楽しめた。
ツンがデレる過程があざとくないと感じたからか、
あくまで剣技バトルがメインだと感じたからかも?
絵は可愛い系で線画はシャープ、キャラ設定がしっかりしているところも良い。

原作:神崎かるな/ 作画:黒神遊夜
角川コミックスエース / 角川書店
ジャンル:少年・バトル・ラブコメ / 好み度:★★★☆☆


宮河家が満腹!? 美水かがみオールスター 超簡単☆節約レシピ

らき☆すたや宮川家の空腹に登場する貧乏姉妹を初めとした登場人物が織りなすエンタメ料理漫画。
副題は美水かがみオールスター 超簡単☆節約レシピ。
貧乏姉妹の夕飯を作るコンセプトでなぜか料理番組仕様になだれ込み簡単な節約料理を作るというもの。
節約と言いつつ調味料はけっこう高価じゃないか?と思うこともあるけども。
そのあたりは都会の人との差なのかにょー。
エピソードごとに料理研究家の先生のレシピもついているのでわかりやすい。
まあほんとに簡単だし、料理過程も読みやすく作ってみたくなるので料理漫画としては良作。
原作者本人が描いているかと思ったら別の人でした。絵柄を寄せてるから気がつかなかった;
どおりで表現力が高・・ごにょごにょ。

漫画:華々つぼみ /原作:美水かがみ
角川コミックスエース全1巻 / 角川書店
ジャンル:少年・料理 / 好み度:★★★☆☆

名探偵部この後すぐ! アサダニッキ 


名探偵部この後すぐ! (角川コミックス・エース)

学園の謎を解決するという建前の名探偵部を描くコメディ。
ナルシストが入った明智部長、メガネ男子の金田一二三、主人公の山田の3人が部員。
人気者で好青年、だけど明智部長には小林少年と呼ばれる山田。
金田一二三は卑屈で嫉妬深くめんどくさくて自意識だけは高いウザいキャラ、
明智はイケメン系だけど残念な性格で山田が大好き。
主人公がまともな性格で、部の名目は学園の事件を解決するという活動なんで
事件を知らせるが、残り二人はどうも本気みがない・・というはじまり。
ゆるい探偵ものになるのだろうが推理要素は正直微妙。
いや推理ものとしても成立はしていると思うが、推理部分の構成に魅力がなく、
主人公以外の2人の奇行が目立ちすぎてそちらに意識を持って行かれるという。
探偵ものの仮面をかぶったライトな青春コメディと見るなら楽しめるかな。
ただ個人的に金田一の所業がクズすぎて憐憫と苛立ちを覚える。
コメディ観点からは必要なのだろうが少々くどすぎる気がする。

アサダニッキ
角川コミックス・エース全1巻 / 角川書店
ジャンル:少年・コメディ / 好み度:★★★☆☆