基本にのっとった古き良きRPG。ストーリーは一人の少年が少女を助けるために旅をするというRPGの王道で分岐のない一本道ですが、シナリオの出来が良く物語を一二分に楽しめる内容になっています。ムービーは質が高く、また時間も長いので見ごたえがあります(サターンの仕様上、大きさは小さいですが)。ムービーにしている場面の選択も良かったと思います。 覚える魔法は数が少ないもののよく使われるものだけを厳選したと言う感じで困ることは無かったです。というか他ゲームの魔法の種類の多さに辟易していた時だったのでとてもありがたかった記憶があります。逆にちょっと困ったことは主人公のレベルにあわせて中ボスのレベルも上がるところと (気が付いたら対処のしようもありますが)、ロード時間が長いことですかね。容量の増加やシステムの複雑化でクリアしても疲れるゲームが多くなった中で、久々にクリア後に「楽しかった」と思えたゲームでした。クリア後のおまけもあったのが嬉しかったです。あとオープニングアニメと主題歌にはハマリましたね。ゲームを始めるときには必ずスキップせずにフルで見ていたくらいに。
余談ですが、おまけ要素の一つにお風呂ムービーがあります(もう一つはプロマイド収集)。女性用の泉に行く途中の森の雑魚敵が強いのなんのって。ゲーム終盤レベルでもかなりの強敵でした。特定プレイヤーの心理を突いているというか何と言うか(笑)。男風呂ムービーの演出にも以下同文。プレステにも移植されていますがこのおまけはあるのでしょうか...?
・発売元または制作元...角川書店
・ジャンル...ロールプレイング
・個人的ハマリ度...★★★★★
・機種:セガサターン,プレイステーション