「自分たちの家族になってくれる人」を探すため、孤児院から飛び出した3人の少年が出会ったのは温和な小説家の青年だった。青年の家に同居することになった少年たちと青年が巻き起こすちょっとかわった日常を描いた物語。表題作他3作を収録した短編集。
主人公たちの出会いと、青年を家に戻そうとするの父親と主人公たちのちょっと不毛な戦い?がメインのホームドラマチックなお話です。かわいいというかふにゃーと顔がゆるんでしまうような雰囲気があります。キャラの目的意識、事件の構成がしっかりしているので読み応えもあると思います。ひょとしたらこの話、ボーイズに入れるのかなあ。男が見ず知らずの少年の面倒をみるという時点でボーイズといえるのか?
同時収録の話の「ぱふぱふ」と「先生といっしょ」はまんまボーイズラブ系のお話なのですが。でも描写はほとんどありません。「先生といっしょ」はクラッシュビスケットのプロトタイプ?かも?個人的に一番好きだったのは魔法使いとぼよよんとした青年詩人の話「So happy!」ほのぼのを絵に描いたような感じで和みます。
いくしまみつぐ
あすかコミックスCL-DX/全1巻/角川書店
ジャンル:ほのぼの・ファンタジー・ボーイズラブ/好み度:★★★★★
同時収録作品(シリーズ外):ぱふぱふ/先生といっしょ/So happy!1・2