ボアザン星の皇帝ズ・ザンジバルは全宇宙の侵略を開始する。そして地球にも来襲するが若者5人が搭乗する巨大合体ロボ・ボルテスVで迎え撃つ。
差別問題とか家族関係を持つ人物たちの愛憎劇っぽい要素もあったり。
人物関係の設定がかなり複雑で劇的でリアルです。ロボを造った開発スタッフの一人剛博士の3人の息子がロボの搭乗員で、実は剛博士は敵方の宇宙人で、敵方の頭領もその剛博士の子供で兄弟同士で戦っていたというからくり。後のほうになってそれがわかりびっくりしたと同時にドラマ性があるなあと思った記憶があったり。
敵方の貴族社会の角の有る無しによる差別とかオヤジが差別を受けて母星トンズラして残された息子はつらい立場になったところとか兄弟同士で戦闘していた事実を知ったキャラクターたちの描写せつないというか痛々しいというか。
1977年テレビ朝日系全40話/堪能度:★★☆☆☆