時代劇水戸黄門のアニメバージョン。アニメなのにまんがとはこれ如何に。御老公一行が旅の途中、悪者を退治するというパターンは時代劇と同じなんですが、作品に流れる雰囲気はかなり別物。
タイトルだけは昔から知ってて最近見る機会があったのですが・・・すごい・・すごすぎる。テーマ曲、事件の構成やキャラクター設定のテンションの高いこと高いこと。
オープニングでも本編でもお供のお二人が目立ってます（そしてとても濃いお顔立ち）。まあ老体にアクションはさせられないので無理もないですが（それがあったら別ジャンルになってしまいますがな）。剣術の使い手イケメン助さん、たすきをかけると力倍増の格さんって、なんですかそれって感じ。あとは犬とこども。この１人と１匹は八兵衛と風車のあの人を足したようなキャラですが実際は八兵衛寄り。由美かおる・・もといヒロインは旅の途中で拾ってます。
ストーリー構成はもう突っ込みどころ満載。アニメならではの奇抜な演出が目立ちます。お約束のあのシーンもかなり派手。こどもとおとなじゃ視点が違うんだろうけどおとなが見てもいろんな意味で面白いです。ほんとに。助さんの必殺技がやたらかっこいいのも印象に残っていますね（笑）
時代劇に忠実にせずあえてアニメでしかできないテンションにしたのは成功なのかも。
1981年テレビ東京系放映全46話/堪能度：★★★☆☆