鬼丸、麿、猿、坊、霞の5人は、旅の者を襲ったり、金で雇われ戦の戦力になったりする集団である。ある日街道を行く侍たちを襲った際の戦利品の長もちの中に小さな女の子がはいっていた。女の子は武家の姫でなしくずしに鬼丸たちと行動をともにすることになるが...。
副題は「戦場に駆ける五つの青春」...恥ずかしい(笑)一応戦国時代のようですが、からくり戦車は出てくるし、登場人物のほとんどが歌舞伎者のような化粧をしているキャラデザなのが特徴でしょうか。ブリーチもしてるし鬼丸に到ってはモヒカンです(笑)そういやモヒカンが流行ってたのっていつごろだっけ。服装とかも色鮮やかで結構好みだったかも。画はちょっと古いけどそんなにひどくないし、アクションもまあまあ。ときどき漫画で言うところの効果線が多用してるシーンもあってそれがちと難でしたが。
主人公たちの職業は傭兵兼強盗だもんでけっしてヒーローじゃないし生きたい様に生きてるって感じがよく出てます。仲間内の紅一点は色好きだしなあ(笑)
うーん。途中まではけっこう面白く感じたけど、なんじゃそら、という終わり方だったのがいただけません。とある理由で懇意にしている人間と一騎打ちした鬼丸は河に落ちて行方不明に。生存は絶望的な状況で仲間たちはもう鬼丸はいないんだ、自分たちで生きていこうというラストなんですが...切り替えがはやすぎると思うのは考えすぎですか?キャラクター描写にそれなりに魅力があって感情移入しているのにあのラストはないだろう...と;
1990年OVA45分/堪能度:★★☆☆☆