近未来199×年、人類の未来は袋小路の様相を呈する。その時吹いた一陣の風。それは人々の記憶を奪うアムネジア(記憶喪失症)の風だった。文明が崩壊し、野生化した人々。そんな中、少年ワタルはアメリカ横断の旅に出る。途中、謎の女性が旅の道連れとなり、二人は世界の有様を見ていくことになる...。
菊地秀行原作。全人類が集団記憶喪失になった世界の話。記憶というより理性を失ったって感じがしますが。突飛な設定に感じますが、原作者の個性ということで。SFな話ですがどちらかというと人物ドラマが重視されていています。ラストが少々強引だったせいかテーマがぼやけてしまったような・・・。それにしても199×年は、もはや過去になってしまいましたねえ。
1991年映画80分/堪能度:★★★★☆
[VHSデータ]
発売:ジャパンホームビデオ/制作:マッドハウス
監督:やまざきかずお/作監:中村悟他/原作:菊地秀行
出演:八尾一樹、戸田恵子、日高のり子、山口勝平他
発行年月日:1991.08.22/時間:80分
[DVDデータ]
・風の名はアムネジア
発行年月日:2001.05.25/時間:81分/品番:FV-5
・菊地秀行3作品 DVD-BOX
発行年月日:2001.05.25/時間:240分/品番:FV-6
備考:風の名はアムネジア、妖獣都市、魔界都市新宿収録の3枚組BOX
販売:ジャパンホームビデオ(全巻共通)