暗黒星雲を制覇したガルラ大帝国は他の惑星から人々をさらい奴隷として戦わせたり改造して戦闘要員にしていた。そして地球人の若者5人も奴隷として幽閉されていたが自由を求め脱出、隣星アルテア王国で伝説の守護神百獣王ゴライオンの乗り手としてガルラ大帝国と戦うことを決意する。
連れてきた奴隷をわけもなく痛めつけたり、コロシアムで戦わせて見物したり死んだ奴隷をくっちゃったりと今じゃ絶対通らないような設定にびっくり。あと子供向けアニメと思えない設定もちらほらほら(汗)このあたりの時代のロボットアニメがDVD化されてるのにこのタイトルが見当たらないのはこの辺が理由なのかなあ。
敵も獣人で生身タイプ。デビルマンの敵みたいなデザインなのにゴライオンはメカです。でもゴライオンのバックボーンは神話っぽい。ゴライオンは5つの猫系(ライオンとかヒョウタイプ)のメカが胴体と手足に変形合体するデザイン。なので手足が顔になっててクチも開きます。あと5つ機体は専用機じゃなくて鍵があれば誰でも動かせるってところも新鮮でした。もっとも邪心がある人間は乗れないという設定でしたが。
そういや主人公たちは滅んだ地球からさらわれて奴隷になっちゃったんですが、地球はその帝国に侵略されて滅んだんじゃなくて核戦争で滅んじゃったんですよね;主人公たちは戦争中は宇宙旅行に行ってて難を逃れたのに拉致されちゃったという・・。すごすぎる。
あと途中で(というか割とはじめのほうで)クール系キャラが死亡してお姫様が加入したあたり、時代的にクール系キャラってこういう運命なんだなあとしみじみ。いまならブーイングだなと思うのは少数意見でしょうか。
1981年テレビ東京系放映全52話/堪能度:★★☆☆☆