過疎の村にやってきた青年堂島剛が、村の不良少年たちに野球を教えていく物語。
主人公は一流の腕を持つ野球選手だったけど父親が自分で金を稼ごうとする状況に反発して野球が出来なうように手を傷める...って設定があったような。
まあとにかく濃いです。この時代の野球ものって濃いのが多いけど別の意味ですごい。主人公の教え子の少年たちはほとんど人間というより獣ですもん;つか村全体が日本か?と疑問なくらい荒々しい。野球アニメだけど社会ネタ(差別とか)も入ってる模様。
始めはほとんど主人公の言うことを聞かなかった少年たちが徐々に野球にハマっていく過程はドラマチックですね。記憶に残ってるのは少年たちが町に野球道具を買いに行ったエピソードと始めての試合でまんま猿な少年が絶対ホームランだろう打球を登ってとっちゃったところかな。買い物エピソードは案の定、町で道具かわずにほとんど使っちゃうんですが、主人公、行けないからって子供だけに行かせるのはどうよと思った記憶が。まあ結局全部使わずに途中で改めたけど買えたのは1セットのみ。主人公は怒らずいい道具を買ってきたを褒めるシーンが妙にもの悲しかったけど今考えると1セットでも買ってきたことを喜んでの行動だったのかなー。(購入してこない可能性を予測してたというか)
1971年テレビ朝日系全26話/堪能度:★★☆☆☆