日本初の女性プロ野球投手・東京メッツの水島勇気をはじめとするメッツのメンバーを主人公とするエピソードを連ねた野球ヒューマンドラマ。
まー50過ぎの現役投手の物語、初の女性投手が魔球ドリームボールを完成させるまでの物語、家庭の事情から生き別れた兄弟の再会と対決といったドラマが展開していきます。1つのエピソードがさほど長くないので退屈せずに観られるところが良かったですね。まあ個人的には原作であらすじを知ってたタイトルなんでアニメを観てもこんなもんかという感想しかないんですけどね(汗)
映画にもなった「北の狼 南の虎」のエピソードが一番ドラマチックで好きだったな。片方は普通の家庭で、もう片方は過酷な環境の中育った実の兄弟がマウンドで再会し対決するという内容。このテの兄弟再会ものはこの時代漫画でも割とありましたよねえ。片方は(主に裕福に育ったほう)自分に兄弟がいることを知らないんだよね。
見ごたえがあるのはやっぱ勇気編かなあ。苦労して完成させても最後の1球でのみ有効な魔球ってあたりリアリティあると思う。
1977年フジテレビ系放映全25話/堪能度:★★★☆☆