近未来の月面、独立を求めるゲリラと地球の統括局は互いに牽制しあっていた。そんな中、シュンはゲリラのリーダーから誘いを受け、地球の副領事が月の一般居住区への無差別攻撃を行ったのをきっかけに銃を取ることになる。戦いの中、ゲリラたちは月面開拓民が神とあがめる古代遺跡「ダロス」へと集まる。一方、アレックス領事官は部隊を編成しダロスへ向かう。決戦の最中、突如ダロスが起動。その後にはわずかな命しか残っていなかった・・。生き残ったシュンは祖父と共に開拓民たちの墓地である望郷の海にたつ。1つの答えをだしだ彼の新たな戦いが始まる・・。
おそらくOVAという形式で発売されたはじめての作品。83~84'に出たダロスシリーズ4巻分を1つにまとめたもの。今見ると陳腐な展開に感じられなくもないですが作られた年代を考えればかなりの秀作。作画もレベルが高くて安定してますし、押井氏の心理描写はさすがにうまいです。人間ドラマがお好きな方にはおすすめ。
1985年OVA90分/堪能度:★★★☆☆
[VHSデータ]
発売:バンダイビジュアル/制作:スタジオぴえろ
監督:押井守/出演:佐々木秀樹、鵜飼るみ子、玄田哲章他
発行年月日:1985.08.05/時間:90分
[DVDデータ]
・ダロス
発行年月日:2004.02.25/時間:164分/品番:BCBA-1804/販売:バンダイビジュアル