天才的な催眠術の技術を使い、父親を廃人同様にしたルシエル奇術団を滅ぼそうとする高校生・祐幻の物語。
オーバーアクションな主人公の口上と敵方のコスプレ+奇人っぷりはほとんど特撮系のノリ。敵団体のNo.1とNo.2は主人公の身内という悲劇性、ヒロインが物語上の重要な鍵であり、敵側の人間にも葛藤や苦悩があるところが、ツボどころといえます。ベタですけどね(笑)昔の作品なので表現が甘いところもありますがけっこう楽しめる作品でした。しかしラスト近くの主人公のヒロインに対する行動はえげつないと思ったのは私だけですか。終わりとしてはうまくまとまってるんですが、せつなすぎる。
克・亜樹
サンデーコミックス全3巻/小学館
stコミックス全2巻 / 大都社
ジャンル:少年・アクション/好み度:★★★☆☆