千里眼を持つ「白」の民の少年・ティオは、神の裁きを受けた街で一度だけ会った剣士・レイゼルの姿を探し続けていた。やっとのことで彼を見つけるが、レイゼルは「白」の民を深く憎んでいた......。
ファンタジー系ボーイズラブ作品。表現は少な目で、同時収録作品の方もほとんどありません. アマチュア(同人誌)でも本格的なファンタジー系の話を描かれていた人なのでボーイズ作品を描かれていたのには正直びっくりしました。いつの間に...とつぶやいたのも懐かしい思い出。
さて、実際、読んでみた感想は、やっぱり作者は、ボーイズ(やおい)を描きなれていないなあ、の一言に尽きます。つかこの作品が初体験だったようで。主人公たちの普通のふれあいはけっこう好きだったのですが、恋愛系のふれあいはちと気恥ずかしいというかあまり萌えないというか(笑)
専門分野のファンタジー要素や設定の方はさすがに魅かれるものがありました。アクション等の画面構成も綺麗だと思います。どっちかというと主人公2人より脇キャラの方が好きだったなあ。それにしてもなぜボーイズ作品を描くことになったのかが不思議です。出版社の人って同人やっている作家はみんなやおいを描いていると思っているのでしょうか。うーむ。
宮越和草
バリオガストコミック/全1巻/桜桃書房
ジャンル:ボーイズラブ・ファンタジー/好み度:★★★☆☆
同時収録作品(シリーズ外):MEMORY OF FREE