仕上げに殺陣ありシリーズ 今ノ夜きよし / 中山文十郎


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江戸時代、依頼を受け人を殺すことを生業とする「仕上人」の青年。ある仕事で同業者と殺人対象がかぶってしまい、かんちがいからその同業者とやりあう。その同業者は少女でありかつて己が愛した女性と瓜二つだった・・。
まあその少女は主人公の青年の娘なのですが、そのことは娘には伏せ、なりゆきで仕上げの仕事をするようになるという展開。
一言で言っちゃうと仕事人の話なのですが、なかなか引き込まれる構成になっています。中だるみのない小気味よいテンポで進むところも好印象。
主人公親娘の行く末(名乗るのかそのままなのか)は気になるし、仕事の話も人間関係の描写が作りこまれていて面白いとかんじます。殺陣も迫力があり見ごたえあり。
離れ離れになっていた縁のある2人が何年かぶりに出会い、一方はそれに気がつかないってパターンはたびたびみかけますが親娘、しかも親のほうがそれを知っているというのはなんか妙に新鮮でした。
現代風にアレンジってかいてありますがどの辺がそうなんだろう・・。巨乳キャラの存在?(おいおい)
2009年よりガムコミックスから続シリーズが連載中。

原著:中山文十郎 / 漫画:今ノ夜きよし
仕上げに殺陣あり黒胡蝶 / ガムコミックス全4巻 / ワニブックス
仕上げに殺陣あり / 電撃コミックス全2巻 / アスキーメディアワークス
ジャンル:青年・時代劇 / 好み度:★★★☆☆