少年ルーカは兄弟のため罪を犯し極刑に処せられる寸前「聖女」と呼ばれる少女の嘆願により刑が軽減される。刑の軽減の条件として聖女と共に、世界の長である教団に反する犯罪者を狩る役目を担う旅に出ることになる。ルーカにとってその旅は己の望みをかなえる銃姫の探索の旅でもあった。
ライトノベルの漫画化らしいタイトルだなあと思いました。設定がやたら細かく作ってあるためか世界観がわかりずらく悲壮感のみがクローズアップされている印象をうけるタイトル。まあ人間の原罪がテーマっぽいので当然の流れか。
作画は全体的には線が多く読みにくいものの見せ場である魔法銃戦闘、詩に近い言葉を発することで魔法を具現する場面は見ごたえがあります。
とりあえず2人の粛清の旅が中心で、話の要でありタイトルにもある銃姫は小出しの模様。言葉を消す能力のある銃姫を求める主人公は人間が争いに使う魔法(言葉)を失くすのが望みなのかな。世界自体もほろんじゃってもいいなあ。
漫画ではストーリーのよさがわかりづらいというのが正直な感想。原作の外伝的な内容らしいので原作既読状態で読むが吉。
原作:高殿円 / 作画:一文字蛍
シリウスコミックス全4巻/講談社
ジャンル:少年・ファンタジーアクション / 個人的好み度:★★☆☆☆