突如巨大ロボットに乗り敵と戦うことになった少年、彼とともにロボットに乗る少女を中心とした本格ロボットアクション。
ロボットアクションとしても見ごたえがありますが登場人物たちのコテコテの愛憎劇も見所のタイトル。
完全版を家人が買ったのでなつかしさから読んでみた。OVAでしか知らなかったので設定が結構違っていてとまどい、掲載誌が男性向けロリ?雑誌だったからか生々しい設定やシーンが結構あったのもびっくりしたっけ。
ロボット戦闘描写が秀逸ですが個人的にロボットに興味がないのでそのへんスルーでした。いや臨場感があるというか画面は綺麗だと思うのですが。
敵対味方というわかりやすい構図ではなく、各々野望とか劣等感とか愛情とかいろいろごった煮な昼メロかと思うほどにどろどろな人間関係が、個人的には興味深かったです。純朴な少年が一気に悪役になるとことか。
そういやロボットものは男の子の世界って感じだったのが80年代のOVAが出るようになると美少女を入れるようになったんだっけなあ。なんかいろいろ感慨深い。
ちみもりをというペンネームはガイバーの著者の別ペンネームということを知ったのもこの本から。昔、なんとなく似ているなあと思ってはいたのですが。
ちみもりを
リュウコミックススペシャル全1巻 / 徳間書店
ジャンル:青年・SF / 好み度:★★★☆☆