前夫と暮らしていたころから飼っていた猫をはじめとする著者とペットとの思い出話を綴ったエッセイ。
表題がりこん猫なのは、前夫と飼い始めた猫の話だから。といっても他の著作のように猫との生活だけを描いておらず、最初の猫を飼い始めた経緯をはじめとした著者の過去の話が前面に出た構成。
元々鬱気味な話を描く著者ですが実録もなかなかな内容で、最初の猫をはじめとするペットエッセイという感じがしませんでした。まあ徐々に一般的なペットの話になっていくのですが、なんというかもう。
正直、最初の著者自身のエピソードに気を全部持っていかれて、ながいこと続きをよむ元気がなくなってしまったっけ・・。
そんなわけでペットを中心とした話はちょっと後からになるのでそれをふまえて読まれることを推奨します。
石田敦子
ねこぱんちコミックス全1巻 / 少年画報社
ジャンル:エッセイ・ペット / 好み度:★☆☆☆☆