原作は城平京。封印された妻を救おうとする吸血鬼の王と、王を滅しようとする者たちは千年年以上の間戦い続けていた。
バトル中心ながらすべての登場人物に迷いや謎があったりと読ませる話にはなっていると感じました。シリアスな話の中に遊び心のあるエピソードがあるのは個人的にツボだったり。絵は最初はなじめなかったのですが徐々に見やすくなってきました。
吸血鬼の王が主人公で人と人外の戦闘、というよく見かける話、だったんですが、巻を追うごとにストーリー展開が複雑かつ突拍子がなくなってきています。ダークファンタジーというよりSFになってきてますがな。面白くなってきた、と思ったらそうでもなくなったりとムラを感じたタイトル。最後はきっちり伏線を消化し謎解きをして完結したのでまとめて読むといいかもしれないです。
原作:城平京 / 漫画:木村有里
ガンガンコミックス全9巻/スクウェア・エニックス
ジャンル:少年・ファンタジーアクション / 好み度:★★★☆☆