世界の救世主とされる少年と世界を滅ぼすとされる青年は出会い、殺し殺される相手のはずが惹かれ２人で世界から逃げることになる。
・・・でいいんだろうか。どうも世界観がつかみきれず。救世主である白の少年は来るべき時のために殺人の練習をし、災いである黒の青年は他者をいたわる心優しい人物という背反な状況。
白の少年は黒の青年に惚れ、己の望みのまま黒の青年のために他者を殺すという展開。直接的な表現はないにしろ、元が女性向けゲームなのでBL的要素がそれなりにある・・のかな。
絵柄はいまどきのファンタジー系列の綺麗な絵柄で好みなのですがどうも話に入り込みにくいです。善とされる側（組織）が主人公も含め独善的なところとか、主人公２人で逃避行ってあたりが女性好みのドラマティックで美しい物語を作ろうとしているのは感じたり。
こういうタイプの物語は状況説明は最初にざっとやっといてあとは２人世界ってのがお約束ではあってもわかりやすい気がするなあ。登場人物が多くまとまり切れてないのはゲーム原作だからか。
原作：Hacca Works / 漫画：幸田真希
ブレイドコミックスアルヴァス全２巻 / マッグガーデン
ジャンル：ファンタジー・女性向 / 好み度：★★★☆☆