ちびさんデイト 日丸屋秀和


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アメリカにある穏やかなナンタケット島。絵描きの卵の青年の日常を描いたスローライフストーリー。
自然があふれ穏やかな気候のナンタケット島が舞台。主人公は日本人の絵描きの卵の青年。主人公はどんな絵を描いても満足がいかないいわゆるスランプ状態。悶々とした気持ちを払拭しようとするが中々うまくいかない。そんな主人公の、のどかな島の散策、のんびりした島の住人との交流の日々が描かれている模様。島の風景描写が主題かなやっぱ。
主人公が島に来た経緯はちょっと後のほうで語られています。そこはかとなく寓話のような部分もありますが割りと現実的な設定。
どこか懐かしい雰囲気がすると思ったら時代設定は1960年代だそうで。全然違うけど作品全体に感じるトトロを思い出すほんわかさはこのせいか。
主人公が自分の指針を見つけるに至る過程、可愛い女の子や幼女や気さくな青年や主人公が世話になっている陶芸家といった面々との会話や島の風景描写が主題であり見所。
都市で行き詰った日本人が国内の田舎に行くというパターンは結構ありますが、日本人が外国の田舎というパターンはあまり見かけないためか新鮮なものを感じたり。そういやタイトルにあるちびさんは作中にいる幼女のことでいいのかな?

日丸屋秀和
バーズコミックスデラックス全2巻 /幻冬舎コミックス
ジャンル:青年・ドラマ / 好み度:★★★☆☆