著者の毒舌肝っ玉母さんっぷりとエネルギーがありあまる子どもたちの日常を描いたエッセイ漫画。
こどもの奇行にあきれつつ観察そして激怒の毎日、ママ友さんや身内ママの会話、そして07年に亡くなられた鴨志田さんの話、いろんなエピソードが詰まっています。高いテンションで綴られる子育て戦争もあれば、しんみりとする思い出の話もあり。鴨志田さんの間際の話とか追憶旅行の話はやはりじんときます。
育児はめんどうとか子供はいらないと思う人には、子育てっていいもんだな、割と適当でも大丈夫なんだ（笑）という安心を、子育て奮戦中のお母さんたちには（特に男の子を持つお母さんには）これ以上にない共感もしくは上には上がいるという安堵感があるのではと（笑）
男の子を育てるときはちまちま言っていられないとよく聞きますがほんとうにそうなんだなと思いましたよ。そして女の子はやっぱり男の子に比べて早熟なんだよね。一見無茶に見えるけどこどもは育っているわけだしなあ。ママ友たちの会話が等身大つーか飾ってないネームが印象的。
西原理恵子 / 毎日新聞社全１４巻
ジャンル：エッセイ・子育て / 好み度：★★★★★
A5で上製本ってことで値段が高そうということで中々手が出ませんでした。値段見たら思ったより安かった。こんなことならもっと早く買っておくんだったと後悔(笑)