ゆきの咲くにわ たつねこ

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千尋の元にやってきた雪女のゆき。ゆきと千尋と千尋の友人たちのちょっと危うい日常を描いた百合系萌え4コマ。
主人公・千尋はボーイッシュな活発系少女。ある日千尋の部屋に昔話のお作法に則って、幼い頃遊んだことのある雪女ゆきがやってくる。はじめは男の子と思っていたようだが女の子でも支障はないらしく(何の?)なしくずしに千尋の元に居座るゆきだが・・という展開。
主人公と雪女の子と、癖のある主人公の女友達4人で話をまわす4コマ漫画。ブルマだぱんつだスキンシップだと百合萌え要素や萌え展開を繰り回した、4コマらしい漫才というかコントな会話とエピソードといった内容。
基本はコメディですが、意味深でシリアスな伏線が張ってあります。キャラが各々、おおっぴらにできない秘密があるようで・・・ってのは著者の作品の特徴ですね。あと人外ヒロインが出てるのもね。百合ものでも主人公モテモテ(古語)ですな。
萌え4コマとしては気負いなくふつーに読める内容でした。適度にほのぼの適度にしんみり。
痴漢行為やストーカー行為ネタにさほど憤慨を感じないのは百合の醍醐味なのか。ふとんにもぐっておイタをされているかもしれないネタでもほのぼのと感じてしまう不思議。あと携帯を使いこなす雪女ってのはなんか萌えた(笑)
とりあえず完結はしたものの巻が進むにつれ、読者おいてけぼりなキャラのシリアス系言動についていけなかったというのが正直な感想。こういうキャラ同士のやりとりは著者のカラー、とはいえ4コマだと余計にわかりにくかったかなと。

たつねこ
4コマKINGSぱれっとコミックス全3巻 / 一迅社
ジャンル:4コマ・百合 / 好み度:★★★★☆

2巻目からかなりファンタジーシリアスな展開に。ちょっとだけ子供たちは夜の住人を思い出す。