オッドアイの謎の女性が案内する次元の迷宮に迷い込んだ人間の業。虚と現が交錯する中で彼らがとる選択は。
案内人であるオッドアイの謎の女性がそのエピソードの主人公（ターゲット）となる人物と接触することから物語が進みその人間の歯車は狂っていくという構成。人の業とか因果応報、現実と虚構があいまいになるというテーマがメインかな。
現代社会の舞台設定ですが、「妄想レンタル」や「メモリーピアス」といった現実では見られない不思議アイテムなどが物語の肝となっています。タモリの世にも奇妙な物語（古）とか笑ウせえるすマンとかを彷彿とさせるアメージングストーリーといったところか。
今どきの可愛らしく読みやすい絵柄。アメージングストーリーは意外性とオチが命だと思うのですがその点では及第点なタイトル。このテの話が好きな人には楽しめる内容だと思います。
紅月スオウ
バーズコミックス全１巻 / 幻冬舎コミックス
ジャンル：青年・オカルト / 好み度：★★★☆☆