家政婦が黙殺 - 篠房六郎短編集 篠房六郎

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怒涛の下ネタっぷりとシュールさを内包した変人たちの織り成すコメディ短編集。・・・でいいのだろうか。
百舌谷さんを読んだので買ってみた。そしてぶっとんだ(笑)いや百舌谷さんでもそれらしい描写はありましたがここまで赤裸々なネタも描かれていたんだなと。
ページ数の少なめの短編の集合体、どれも馬鹿馬鹿しくも笑えるテンションで綴られる下ネタギャグ。エロネタがあからさまなもんで頭痛のする人も多いかも・・。初版のときはいちおう成人指定があったようですし。正直何篇かは生々しくてダメだなと思うのもあったのですが面白いと思う話もけっこうありました。
社会生活においては、決してはっちゃけられない部分をそのまんま表現しているというか代替しているという印象を受ける話が多いかなー。迷惑かからないところで開き直っているというか、同じバカなら踊らにゃ損精神というか。
幕間に書かれた文章は中々含蓄がある・・はず。とりあえず読み応えはありました。
ラストの書き下ろしのパロディは・・まあファンにはアレかもですが、最後の著者と担当の会話で一蹴しているような気がするよ。

篠房六郎
講談社コミックスDX全1巻 / 講談社
ジャンル:青年・エロ / 好み度:★★★☆☆

このタイトル、著者の短編集の再販というよりビブロスの遺産というイメージが強かったりする・・。