めたもる伊介 中津賢也


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時は江戸時代。強く思い描いた姿に変身できる能力を持つ絵描きの青年・伊介の物語。
変身できる対象は動物から人間まで動く生き物ならなんでもいけるようです。その能力は完全に自分でコントロールできるゆえ、変身能力で難儀するというより変身能力を駆使し楽しんで生きているといった設定。
で、男の子向け雑誌連載だったからかほとんどの変身対象は女体です。ほとんどそれです。
これは・・あれか、もし男性である自分が女性になれたら何をしたいかという夢の具現化か。そう思えるほどばかばかしく笑えるエロエピソードばかりで。そしてこれでもかというくらい見栄えのいい乳がいっぱいでます(笑)
まあ害のないエロコメディはいいですね。著者のエロネタはなぜか嫌悪感がわかないんですよね。男性にありがちな女性軽視が見られないというか。逆に男性が見ると物足りないんだろうなあ・・。
残念ながらこのタイトル、未完のまま終了。それにしても江戸時代という設定に意味はあったのだろうか。単に著者が江戸ものを描きたかっただけか。
このタイトルの設定をそこはかとなく継承したと思われるタイトルも2巻でおわっちゃった・・。残念すぎる。

中津賢也
コンプコミックス全2巻 / 角川書店
ジャンル:青年・コメディ / 好み度:★★★☆☆