うしおととら 藤田和日郎

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妖怪を滅する力のある「獣の槍」の所有者になってしまった少年・潮と獣の槍に500年間つなぎとめられていた妖怪・とらの物語。
潮ととらの出会い、とらの過去、妖怪が関わる事件、獣の槍の謎、そして白面の者との戦い。少年まんがらしく戦闘アクションが多いです。戦いの中で各々の信念と正義がぶつかりあう激しい描写、 事件の中で迷いを持つ人たちが潮との出会いによって自分なりの道を開いたり、潮の戦いや試練の中で成長していく過程は見ごたえがあります。脇のキャラクターも役割が明確なのでキャラクターが多い割りにすぐに覚えられました。 途中、ちょっと似たような展開でだるさを感じるかもしれませんが、最後にそれまでのエピソード(というか伏線)が全て繋がっているのでぜひ最後まで読んでみてください。サンデーに初登場したときから一目ぼれな話でした。
喰う・喰われる関係...といいつつ絶妙なコンビネーションを見せる潮ととらの関係が個人的にツボでした。あと、真由子ととらのふれあい(?)とか。

藤田和日郎
少年サンデーコミックス全33巻+外伝1巻 / 小学館
少年サンデーコミックスワイド版全18巻/小学館
小学館文庫全19巻/小学館
ジャンル:少年・オカルトアクション /好み度:★★★★★