和歌山から上京し著者と暮らす著者の実母の日常や行動を描いた4コマエッセイ。
純朴で世話好きで物怖じなく、田舎のおばちゃんらしいちょっと驚く言動もあるけどそこがまた可愛らしく人気者な著者のお母さんが描かれています。
留守電やFAXのボタンを押す順番を忘れないため油性マジックで電話に番号を書いたり、インテリアを改造したり、と傍から見ると珍妙な行動なんですが憎めないというか可愛らしいというか。お母さんのもらいものや特価品で占められたファッションも良いなあ。特価広告で自転車を飛ばすのは主婦の基本ですよね。
家の中で骨折し入院したときの話で、親戚が遠方からお世話をしてくれるというエピソードはなんか和みました。基本的にまじめで働き者、常に感謝を忘れない気質ゆえだろうなと勝手に想像したり。実際読んでいるとそういう気質の人のようだし。
関西の田舎のおばちゃんということで個人的に自分の母親とかぶること多し(笑)まったく同じというわけでもないですが(あたりまえ)。タイトルのおもしゃい、というのはおもしろい・・でいいのかな。
さちみりほ
エメラルドコミックス全1巻 / 宙出版
ジャンル:エッセイ・4コマ / 好み度:★★★★★