黄門☆じごく変 中津賢也


黄門☆じごく変をAmazonで見る

犬猿の仲の高校生・介三郎と覚はいつもの喧嘩の勢いあまって、止めようとした水戸先生を巻き添えに校舎5階から転落し死亡し、地獄へとたどりつく。彼らを抹殺しようとする閻魔大王から逃げるすったもんだのあげく地獄が現世と融合してしまう。阿弥陀如来の命により、地獄と現世の状態を戻し、閻魔を倒すことになる覚たちだが...。
痛快ドタバタアクションコメディ。いきおいがありあまるエンターテイメント性の強い作品です。キャラ動きまくり。初期の作品なので絵に稚拙さがありますがそれが返っていい味を出している感じでした。水戸黄門と密教や仏教の話(ヴェーダ)と西遊記の要素がごちゃまぜになったような世界観にもハマった記憶があります。惜しむらくは物語の伏線が消化しきれていないところがあったことでしょうか。あと水戸先生、いても意味があまりなかったような...。2巻以上あったらもっと充実してたかもですが。 余談ですが、修羅刀とか夜摩刀とかはこの作品のオリジナルだというのを最近知りました。

中津賢也
MF文庫/全1巻/メディアファクトリー
ジャンル:少年・学園ファンタジー / 好み度:★★★★★