記憶喪失の転校生の少年・天草海音が唯一覚えているのはサッカーのこと。一方、海音の転入先の学校のサッカー部はエースが死亡したことにより崩壊の危機に瀕していた。
記憶を無くし唯一サッカーのことだけを覚えていて技能も抜群の少年は、エースを失ったことにより崩壊寸前の部と欠けた部分に入るという流れ。
少年の記憶のエピソードと部の復活のエピソード、同時に展開しつつ物語に絡めていく模様。この２つの要素が今後どう絡んでいくのかが見所か。掴みが良いというか、興味を惹かれる展開描写が印象的でした。
単なるスポーツものというだけでなくミステリ要素も組み込んでいるのでスポーツものをあまり読まない人でも楽しめる仕様ではと思われ。というか主人公の特殊能力がらみの設定が巻を追うごとにクローズアップされていき最終巻はほぼサッカーがメインじゃなかったのかというSF的ハードアクションな展開で終わっていたような。
大和屋エコ
少年サンデーコミックス全6巻 / 小学館
ジャンル：少年・スポーツ他 / 好み度：★★★☆☆