NEET探偵事務所に舞い込む依頼を解決していくといういわゆる探偵物語。舞台は東京、アンダーグラウンドに関わる事例、その内容は中々リアルなところが特徴か。
探偵事務所の所長は、冷房・パソコンと周辺機器完備の部屋に引きこもる少女・アリス。偏食・少食・貴族の少年のような口調、調査や事件を解決するのにネット検索やハッキングを使う、現代の安楽椅子探偵。
物語においての語り手でもあるアリスの探偵助手のナルミは、仲間内がみなニートに近いのに対しとりあえずニートではない。聴力視力が鋭く観察眼もなかなか、普段は凡人だがいざというときは聡明になるというキャラ。
良くも悪くも常識的な考え・素で現実的思考の持ち主ですが、個人的には物語の主役としてはあまり好きじゃないキャラだったり。スペック的に全くの無能というわけではないから余計なのかな。
ほかの面々にはヒモ、ニート少年を束ねる頭、ミリタリーマニア、勝負師などがいます。事務所のメンバーだったり協力者だったり。
キャラ設定はライトノベルらしいけど物語はリアリティがあるという印象。探偵ものですが１つのエピソードが割りと長く、アクションやサスペンスが盛りだくさんの込み入った構成でミステリアクションを楽し見たい人には読み応えがある内容かと。
原作：杉井光 / 作画：Tiv
電撃コミックス３巻 / アスキーメディアワークス
ジャンル：少年・ミステリ活劇 / 好み度：★★☆☆☆