ウラガエリを巡りヒロインとヤクザたちの持つ目的には共通項がありゆるい協力関係にあるようで。後半は各々の目的のためのアクションが展開、という流れ。
ウラガエリの設定は特徴的でそれなりの興味をそそるものの割とアリガチでもあったり。
設定の割りに直球な描写は少ないほうなのかな。とはいえ個人的にはヒロインが身の内から銃器を取り出すシーンなど痛々しくて逆につらかったのですが。
主人公たちの目的と物語の大局との兼ね合いがどうもしっくりこないのか、生々しいスプラッタ描写に圧倒されてかいまひとつ物語にのめり込めませんでした。まあ私の読解力不足なんだろうな。どこを重点に持っていいのかわからなかったというのもあるか。
構成は練られていると思うので単に好みの問題かと。あと親の期待に圧迫され見放されというキャラの暴走展開は食傷気味。
ナカタニD.
ニチブンコミックス1~ / 日本文芸社
ジャンル:青年・バイオアクション / 好み度:★★☆☆☆