アイシールドの著者が漫画家になりたい編集者に漫画のあれこれを教えたり、2人が他の漫画家さんの所へ漫画制作についての取材に行ったりといった内容の漫画ノウハウ漫画。
アイシールドの著者・村田氏に、編集の仕事に嫌気がさして漫画家を目指そうとする編集の青年が相談にくる、というはじまり。
漫画ってどうやってつくるの?を教えるレクチャーもの、でいいのかな。アナログでの漫画の道具の使い方から人物の体の描き方などのテクニックやストーリーの作り方などが題材になっています。
著者が編集者に伝授、だけでなく河下氏や冨樫氏が特別講師として登場しそのノウハウが語られます。
作画技術の初歩のあたりを読むと、こどものころのまんがの描き方の漫画を思い出すなあ。今はデジタルソフトが進歩してるから徐々にこういう道具はなくなっていくのかもしれないけど。作画技術、ストーリー制作ともに基本的なところをそつなく描写した内容。まあ作画技術はともかくストーリーのほうは千差万別だろうし、ゲストの諸先生のこだわりみたいなものが垣間見えて興味深かったです。入門レクチャーものとしても秀逸かと。
村田雄介
少年ジャンプコミックス全1巻 / 集英社
ジャンル:少年・レポート / 好み度:★★★☆☆