本を読む以外は茫洋とすごす高校１年生越山識が勧誘されたのはクイズ研究会。クイズを巡る熱い青春ストーリー。
主人公は１年の男子高校生。友人も居らず部活をする気にもなれず読書で大半の時間を過ごしている。そんな中、クラスメイトの美少女が 主人公をクイズ研究会に誘う、というはじまり。
えーと、高校生でクイズというと、テレビでたまにやってる高校生クイズ大会とか思い出すんですが、今でもやってるんだろうか。昔は素人相手の早押しクイズ番組ってたくさんあったけど今は芸能人相手のやつのほうが多いよなあ。
話を戻して、本編はクイズ研究会を舞台にしたクイズという競技に青春をかけるスポ根もののようです。美少女に誘われ本の虫の少年がクイズの世界に入る。本の虫なだけに知識の量が多いというのが主人公の強み。しかし知識だけではクイズを制することはできず、早押しの鍛錬とか出てくる流れですな。あと本番で平常心を保ち緊張しない度量も必要なのか。熱いテンションとボタンの鳴る音と答えあわせなどの緊迫感の描写が絶妙。ちはやふるのクイズ版みたいなかんじというか。
今この時期にというのと漫画では初めてという題材は成功しているような。個人的には、薀蓄は過去テレビの特集などで見たものそのままで目新しいものはないのですが。
杉基イクラ / セブンンワンダーズ
角川コミックスエース１～ / 角川書店
ジャンル：青年・青春 / 好み度：★★★☆☆