ある血筋を持つ少年に近づく吸血鬼の少女。少年を巡り展開される吸血鬼エロティックファンタジー。
少年は初対面の美少女に行為を迫られる。中にと迫る彼女を前に少年はその前に果ててしまい立ち去る少女、というはじまり。
艶美な雰囲気の吸血鬼ものかと思ったらガッツリ描写が入っているタイプだった。どうも主人公には特別な力というか何かを持つ人間のようで、ヒロインたる吸血鬼の女性は少年の子を宿すことが目的のよう。その理由もわりとせつないというか切羽詰っているかんじ。しかしあっさり主人公は陥落せず。
一方ヒロインにつく犬というか狼に変化する青年は主人公の幼馴染の少女を襲いそれを知った主人公は怒りに任せ覚醒するという展開に。
すぐに話のタネを明かさずじわじわわかっていく構成。登場人物も存外多めで込み入った展開になっていくのか。エロに重きを置くタイプとはいえ物語のほうも興味をそそる内容だなと感じるのは、吸血鬼がらみだからかな、やっぱ(笑)
宮崎摩耶
キャノプリコミックス3巻 / GOT
ジャンル:青年・ダークファンタジー / 好み度:★★★☆☆