正義―Justice―ワイアット・アープ物語をAmazonで見る
無法状態の開拓時代のアメリカ西部。保安官ワイアット・アープの正義のあり方とは。
西部開拓時代に実在し映画化もしたワイアット・アープを題材にした西部劇ストーリー。
法はあるもののその機能が不十分だった西部開拓時代のアメリカは法を守るはずの保安官にすら正義はない状態だった。ワイアットアープをはじめとするアープ三兄弟は護衛の仕事を終えた街で逃げた保安官のかわりに悪漢を倒す。それをきっかけに保安官バッドは彼らをスカウトするが。
エピソードとしては兄弟たちが舞台となる街に来た経緯と直後に起きた事件、劇団の歌姫救出とその後ワイアットが街を出て行くまでが描かれています。
悪だと殺せば報復として愛する者を失う、殺してはならぬと止めれば悪漢は殺されないとうそぶく。正義の名の元なら相手が悪漢なら殺しても良いのか否か、正義とはなにか。
名前だけは聞いたことがあるのですがこういう感じの人だったのか。いやまあ脚色やオリジナルも入っているとは思いますが。実在の人物を描いているので話が骨太なのは言うに及ばず西部劇という物語として見てもなかなかのクオリティかと。目玉である銃による一騎打ちもアクション描写も巧みで人間同士のぶつかり合いの心情描写も臨場感がありました。
原作:フロッシュ / 作画:那葉優花
MFコミックスフラッパーシリーズ全1巻 /メディアファクトリー
ジャンル:西部劇・青年 / 好み度:★★★☆☆
余談ですがOK牧場ってこちらが元だったのですね。ガッツ某のネタって単に駄洒落だと思ってた。すいません・・。