舞台は女性の駅員・若菜が守る廃れたローカル線の終着駅「やまびこ駅」。廃線のうわさも流れ若菜は気が気ではない。そんな中、1匹のポメラニアンが駅に迷い込む。えさをやるとなつき列車を見てはしゃぎスキップをする迷い犬。一度は役場に預けるも結局駅に戻ってくる。そして迷い犬は駅を利用する人々のアイドルとなり駅に住むことになる。
愛嬌のある動物を駅長にして活性化というパターンは現実でもわりとニュースにとりあげられたりしてますね。こちらはまだその域に行っておらず将来行くかどうかわかりませんが、いまのところ利用客のアイドルというところでゆったりとした展開。駅側も集客にがっつかず、なんとはなしにほのぼのといい雰囲気をかもし出しています。
人間側ばかりでなく、スキップと名づけられた元迷い犬側の視点からも描かれているのも特徴。スキップのキャラは3歳児くらいのこどものような印象。好奇心旺盛でいたずら好きでというかんじ。かわいく活発なスキップの描写がほほえましいですね。
幕間には地方鉄道支援の企画ページもあり。
しらかわきくの
KCDX全2巻 / 講談社
ジャンル:女性 / 好み度:★★★☆☆