緑画舎

マジャン -畏村奇聞- (ファミ通クリアコミックス)
カミムラ 晋作
排他的な田舎には外の人間には奇異と感じる因習がある。舞台となる山奥の山村のそれは、全てをマジャン＝麻雀勝負の勝敗で決めることだった。東京から父親の郷里である村にやってきた男子中学生は周囲になじめなかったことからこの因習に巻き込まれる。命や体の一部や尊厳を賭ける賭麻雀の話。麻雀はわからなくとも主人公が勝ち続けられるかどうか、常軌を逸した雰囲気のサスペンスものとして読める内容。

バード -最凶雀士VS天才魔術師- (近代麻雀コミックス)
青山 広美,山根 和俊
ヤクザの抗争の決着をつけるための麻雀で、全自動卓に特化した雀士と米国一の手品師の対決という異色の設定。麻雀ではあるがマジックトリックとイカサマの勝負、とはいえ役をあがるのが目的なのでやっぱり麻雀という。麻雀素人の人のほうが楽しめるタイプの話。こういうの多くなったね・・。複数巻。2012年7月に続編・バード 雀界天使VS天才魔術師も出ています。

ジャンケット (近代麻雀コミックス)
赤木太陽　紅林直
カジノと契約し金のある客・クジラを送客することで稼ぐジャンケットの青年だが、自分が賭事をして稼ぎつつ本業を行うという自転車操業という。ギャンブル話が軸のはずだが騙されたり脅されたりと闇社会ネタも満載。綱渡りな主人公の波乱万丈な展開はそれなりに読ませる。複数巻

牌王伝説　ライオン(近代麻雀コミックス)
志名坂　高次
麻雀漫画というと陰鬱というイメージが強いがこちらはプロの厳しさはあれどどこか明るい。麻雀が純粋に楽しいと感じるというか崖っぷちの状況に楽しみを見出す主人公のキャラのせいか。なんとはなしにズンドコ節を思い出すノリ。続刊

ＥＺＡＫＩ (近代麻雀コミックス)
天獅子 悦也 / 玉置 一平
麻雀漫画むこうぶちの外伝。高レートの麻雀勝負の話。本編の主人公は出てきてなくて江崎という人が主人公。麻雀は変わらずわからないけど主人公は妙にカッコいい。複数巻。