日本びいきだった祖父の遺産としてロンドンの別宅を相続した主人公の青年。なぜ行ったこともない屋敷を相続させたのか不思議に思いつつも件の屋敷に訪れると、そこには日本の神が住み着いていた、というはじまり。
主人公は霊感があるというか神たちが見える体質で、基本敵に主人公が状況に振り回されるという展開が続きます。右も左もわからない主人公のナビゲーター役の幽霊や祖父を尊敬していた研究者という助っ人を加え、話はそれなりにスムーズに進むのでストレスもなく。
日本の神が海外に存在するとか日英の神の対立など設定や伏線はなかなか興味深いものになっています。いまのところオープニング的なエピソードが続きますが、追々メインとなる話に入っていくのかな。話運びは地味めだけど堅実な印象。
吉川うたた
プリンセスコミックス全4巻 / 秋田書店
ジャンル:少女・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆