バカとテストと召喚獣シリーズ 

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ライトノベル原作のファンタジー学園ラブコメディ。
進級テストの結果によってクラス分けされ、教室など設備の待遇に差をつけるシステムを採用している文月学園が舞台。テスト内容自体はいたって現実のものと変わりないものの、タイトルにあるようにテスト施行の際、召喚獣を登場させるという特殊な設定があります。
召喚獣による戦闘は、特殊なフィールドを作りそこで戦うわけですが、その戦闘描写は昔の2Dアクションゲームそのままで可愛いというか懐かしいというか。召喚獣といっても生徒のSNSのアバターのようなプチキャラというあたりが萌え系列っぽいなと。
しゅじんこうの少年はバカ王だが、優秀なのに最下クラスにいる憧れの少女のために仲間とともに高位クラスに戦いを挑むという流れ。
原作未読なのでこの設定に当初馴染めなくてねえ(笑)期待はしていないもののインパクトはあったので見てみたら予想以上に面白かったという。
召喚獣云々という設定以外は萌え系ラブコメではよく見かける、」いかにもな記号っぽい人物設定や展開なのですが、味付け次第で面白く感じる作品になるんだなあとしみじみ感じたタイトル。まあ設定や演出よりもこういう類のアニメは登場人物たちに感情移入できるかが肝かもしれませんが。
たたみかけるような演出、ちびまる子ちゃんのような冷静な解説と登場人物たちのバカ騒ぎっぷりのコントラストが絶妙なんですよね。
コメディの演出がうまくて女の子の可愛さの演出だけを強調していないのかなあ。ラブコメ展開はやたらかゆくなるのが多い中いい意味で生暖かい目で見れたから(褒めてます)
主人公ハーレム状態でクラス対抗戦という設定上サブキャラの数が半端ないですがさりげなく各キャラを印象付ける構成なのも魅力でした。

バカとテストと召喚獣 / 2010年テレビ東京系放映全13話
バカとテストと召喚獣 〜祭〜 / 2011年OVA2話
バカとテストと召喚獣にっ! / 2011年テレビ東京系放映全13話
堪能度:★★★★☆