電車事故に遭い足を痛めたことによりサッカーの道が険しくなった男子。事故のPTSDや彼女に見切りをつけられたことなどから気落ち気味になった中、ネットで見かけたある薬屋を訪れる。
そこは表向きはカフェを営む、悩みを抱えた人に不思議な薬を処方するという店だった。
カフェを担当する青年は無愛想だが普通の人間で、薬屋の青年はどうも人間以外の存在のよう。1話目の客であった男子は以後、縁から店のカフェのほうでアルバイトをすることになる流れ。
不思議な力(薬)をきかけに人の心を描くという内容。このテのアメージングストーリーとしては巧くできていると感じるものの、キャラのつくりが浅く感情描写がいまいち希薄な印象もあり。つまらなくはないけど主題がどこにあるのか迷う構成というか。巻が進めば明確になっていくのかな。
浅見侑
プリンセスコミックス全2巻 / 秋田書店
ジャンル:少女・ドラマ / 好み度:★★☆☆☆