魔女の媚薬 大海とむ

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ハーブ専門店を営む女性の前に謎の青年が現れる。女性は魔女の家系の人間で、女性の身は消息をたった母の魔力の器になっているというが。

ハーブの研究をしていた祖母の後を継ぎハーブ専門店を営む女性は、恋愛経験が乏しい地味な気質だったのだが、お客の奥さん方からは色気が出たと言われる。当人に自覚はなかったものの虫や鳥が寄ってくる、男性も魅了されたように話しかけてくる、と思っていたら二匹の動物とともに謎の青年が現れる。
青年は、主人公に彼女自身の生い立ちと現状を告げる。主人公はいわゆる魔女の家系で、亡き祖母は白魔女、昔出奔した母は黒魔女となり生き魔女の協会の長となったが、母は現在封印され、その力の器として身内である主人公が選ばれ、主人公は現在母の魔力を有している状態であるという。
魔力の最大の特徴の1つは魅了で、その力を制御できない主人公の護衛として青年が協会から派遣され、主人公の婚約者という名目で同居することになるという流れ。
いわゆる魔女を巡るファンタジーな話ですが、話の根本はラブロマンスでありドラマであり。男性との恋愛展開と、主人公の力の制御と協会絡みのサスペンスが主軸になるのかな。制御できない力を抑えるための方法が青年とのキスとか、魅了の能力を持ってしまった主人公という設定が恋愛要素に彩りを添えている印象。

大海とむ
フラワーコミックスα全5巻 / 小学館
ジャンル:女性・ファンタジー / 好み度:★★★☆☆